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<山口 瞳さんの紹介>
1926年11月3日東京生。麻布中学を経て、早大中退。58年寿屋(サントリー)に入社、宣伝部に勤務。「江分利満氏の優雅な生活」で62年度下半期の直木賞受賞。代表作「男性自身」「血族」「家族」。(集英社文庫から)
新入社員諸君!
カバー装画 柳原良平
新入社員諸君よ、職場では誠心誠意はたらいてほしい。マゴコロは、必ず通じる。 ― マジメ人間として、自ら精励刻苦のサラリーマン生活を体験した著者が、新しく会社づとめを志す人びとのために、ユーモアと諷刺をまじえて綴る、サラリーマンのキビシさと、その心得のあれこれ、元祖マジメ人間の、体験的「サラリーマン入門」。(角川文庫 カバーそでから)
江分利満氏の華麗な生活
カバー装画 柳原良平
新潮文庫
<目次>
三人姉妹
サラリーマンいろは歌留多
洒落梯子
大日本酒乱会
続・大日本酒乱会
草野球必勝法
すみれの花咲く頃
女
好き嫌い
今年の夏
私流 頑固主義 続・礼儀作法入門
カバー装画 山藤章二
「アガリ!」{オアイソ!}などと、飲食店で怒鳴っている方、これは少々キザというもの・・・。寿司屋・料理屋での心得や、接待・宴会での心得など一般社会のルールを、軽妙タッチで解くエチケット入門。“粋” と”通“ にしびれやすい人の必読の書。『礼儀作法入門』の応用編。(集英社文庫)
<目次>
1・名刺の使い方
名刺の効用とは何か 名刺交換の心得 名刺の活字は明朝体にかぎる
2・握手のしかた
きみは手を洗いますか 握手は先手必勝 「握手」と「手を握る」と
3・立身出世
身を立て名をあげ 課長になれないような男 会社組織というもの
4・出処進退
黒板の文字でわかるシツケのよし悪し 社内日誌の書き方 会社をやめるとき
5・無芸大食
私は宴会恐怖症だった 宴会の人気ものになるな ある重役の秘密
6・原稿を書く
現行は他人が読むもの 懸賞小説応募のコツ 二十枚は二十五枚なり
7・接待の心得
予定変更は大嫌い 宿酔や睡眠不足は無礼 会社の悪口を言うな
8・時はカネなり
時間を大切にする将棋指し ドロ臭い弁解 約束の時間に遅れないコツ
9・観客のエチケット
一番最初に手を叩く 観客の拍手は必要か 観客の最大の無礼とは?
10・勝負の作法
駒台の駒について 中原名人の貫禄 三味線の限界
11・家探し、引越し
公団住宅=わが家の楽園 家探しに労を惜しむな 隣近所とは浅くつきあう
12・物見遊山
キマリに敏感なのは子どもだ 地元の人に電話を掛ける 山道のエチケット
13・嫁を選ばば
嫁探しは積極果敢に 見合いも恋愛も同じ 京都に残る悪い習慣
14・性生活の知恵
大人の性教育 秘すれば花 酔っぱらいの忠告
15・もしも子どもが生まれたら
出産に立ちあう夫 出産は危険な事件 私は育児教育無用論者である
16・子どもの名前
子どもの名前は自分で考えよ 命名の秘伝とは 自分の名前で苦労する
17・ホテルと旅館
修学旅行は東北地方がいい ホテルと旅館、どちらを選ぶか 私の失敗
18・訪問
ちかごろの変な風潮 刑事コロンボの無作法 時分時の訪問
19・祝儀・不祝儀
ハラハラする部長 一万円では肩身が狭い 行き届いた祝儀の金額
20・読書について
厄介な本の貸借 書物をハダカにして読む 濫読の効用
21・いわゆる「お洒落」について
売れている「一流品カタログ」 哀れな一点豪華主義 王貞治さんのお洒落
22・痴漢
私は痴漢ではない 襲われやすい女性とは 若者よ、トルコ風呂へ行け
23・趣味さまざま
勝負事が好きだった 私の多すぎる趣味 趣味の強要とは
24・通ぶる人
ワサビがサビになる 商売上で必要な言葉 徹底的にキザでいく
25・骨董について
掘出物はいらない ドライ・フラワーのような 品性と器量の問題
26・季節の野菜
キューリは夏の野菜です 畑でできる赤いトマト 氷河期のエチケット
27・「粋」について
粋とはカッコイイこと 実例で言うならば 粋とは一種の衰弱