<山本一力さんの紹介>
crossorigin="anonymous">
<山本一力さんの紹介>
1948(昭和23)年高知県生れ。東京都立世田谷工業高校電子科卒業後、様々な職を経て、’97(平成9)年『蒼龍』でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。2002年、『あかね空』で直木賞を受賞。著書に『損料屋喜八郎始末控え』、『欅しぐれ』、『だいこん』、『銭売り賽蔵』、『かんじき飛脚』、『銀しゃり』、『研ぎ師太吉』、いすゞ鳴る』他多数。(新潮文庫)
いかずち切り
カバー装画 豊原国周「大蛇丸舟人辰五郎」
巨大な騙りにまんまと引っかかった札差に泣きつかれ五万両の奪還に乗りだしたのは、江戸の裏金融界でその名を知られた「いかずちの弦蔵」。「一番大事なことは、カネをどう受け取るかの段取りだ」 ― 江戸と大坂を股にかけ、弦蔵と騙りの一味が智恵と度胸の大勝負! 迫力と興奮のノンストップ傑作時代小説。(文春文庫 カバー裏表紙から)
価格:827円 |
いすゞ鳴る
カバーイラスト 卯月みゆき
奉納船を携え伊勢参りに向かう、土佐の荒くれ鯨漁師たち。安政の大地震の傷も癒えぬ江戸からは、豪商・伊勢屋の一行が船で伊勢を目指す。庶民の夢の旅を先導する御師の見識と器量が人の縁を豊かに結んでゆく。「伊勢で出会う江戸のこどもは、いずれ土佐に来る」御師の予言が成就する時、現れた景色とは。熱く爽快な傑作時代長篇。(文春文庫 カバー裏表紙から)
価格:784円 |
かんじき飛脚
カバー装幀 唐仁原教久
江戸老中松平定信から、内室同伴という前例のない宴に招かれた加賀藩主前田治脩。それは治脩の内室が病床にあることを知った定信が、藩を意のままにしようと企てた陰謀だった。窮地に陥ったお国の命運を救うため、選ばれたのは16人の飛脚。彼らの任務は、病の特効薬「密丸」を運ぶこと。行く手には、大雪、荒海、刺客が立ち塞がる ― 戦う男たちの心意気に圧倒される、骨太の傑作時代長編!(新潮文庫 カバー裏表紙から)
価格:869円 |
ジョン・マン1 波濤編
土佐、中ノ浜の漁師、万次郎は14歳になり初めて漁に出るが、船頭の筆之丞らと共に嵐に巻き込まれる。大波に翻弄された5人の命運は、クジラを捕るため太平洋上を航行中の捕鯨船の船長ホイットフィールドにかかっていた。船長と万次郎、二人の邂逅が幕末史に影響を与える。著者が渾身の力で描く歴史大河小説、開幕!(講談社文庫 カバー装画)
価格:660円 |
ジョン・マン2 大洋編
仲間と共に出漁した万次郎は嵐に遭い、無人島に流された。5ヵ月後、アメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号により救助された5人だが、鎖国中の日本には送られず、ハワイに上陸することに。出帆の日に、万次郎はホイットフィールド船長に打ち明けたある決意を仲間に告げる。日米にわたる歴史大河小説第2弾。(講談社文庫 カバー裏表紙から)
価格:660円 |
ジョンマン3 望郷編
万次郎は共に救助された仲間全員のハワイから日本への船賃を稼ぐために、ひとり、アメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号の乗組員となった。英語を覚え、南氷洋の凍える寒さを経て、船上の先輩らと信頼関係を築いた万次郎は、海の男として成長し、アメリカ大陸の土を踏む。著者入魂の歴史大河小説、白熱の第3弾。(講談社文庫 カバー裏表紙から)
価格:770円 |
ジョン・マン4 青雲編
船長の地元で暮らし始めた万次郎は、まだ完璧でない英語に加え、算数や理科の基礎を習得するため、小学校へ通うことに。年下の子どもたちとの交流を経た十六歳の少年は、捕鯨船の上級船員に必要な資格を得るべく、バートレット・アカデミーへの進学を決意する。著者が精魂込めた歴史大河小説、沸き立つ!(講談社文庫 カバー裏表紙から)
価格:682円 |
たまゆらに
カバーイラスト 川上和生
若い娘ながら青菜の目利きに長けた棒手振りの朋乃。ある朝仕入れに向かう橋の上で、大金の入った財布を拾う。商いに障ると知りながらも、落とし主を救うため自身番に届け出たのだが ― 欲深さ、狡猾な保身に満ちた浮世を、正直に誇り高く生きることの価値を描いて爽やかな感動を呼ぶ、極上の人情時代小説。(文春文庫 カバー裏表紙から)
価格:713円 |
ほうき星 上
カバーイラスト さやか
天保6年、76年に一度現れるほうき星が江戸の空に輝いた夜、気鋭の絵師・黄泉と、日本橋の鰹節問屋の娘・さくら夫婦の間に、さちは生まれた。深川に隠居所を構えた祖母・こよりも加わり、家族の愛情をいっぱいに受け、下町の人情に包まれて育つさちを、思いがけない不幸が襲う。両親の突然の死、そして、慈しんでくれた祖母の死。しかしやがて、絵師としての天分を発揮してゆく。苦難を乗り越え、凛として生きた娘の感動長編!(角川文庫 カバーそでから)
価格:682円 |
ほうき星 下
カバーイラスト さやか
亡き父・黄泉から受け継いだ天分を発揮し、さちは絵師としての才能を見せる。しかし、祖母・こよりに託された珊瑚商いへの思いも捨てきれない。そんな揺れる心に、いつしか幼馴染みの幹太郎への思いが高まっていく。自分の進むべき道、選ぶべき人生とは?自分の迷いに答えを出すため、さちはこよりの故郷、土佐の地を踏む。ほうき星の運命を背負い、人生を切り拓いていった娘の物語、感動の結末へ。著者初の、江戸人情大河小説。(角川文庫 カバーそでから)
価格:682円 |
まねき通り十二景
カバー写真提供 PPA
ウナギに豆腐、駕篭宿、駄菓子屋、一膳飯屋、さまざまな店が軒を連ねて紡ぐ、涙と笑いの十二か月。豆腐屋の女房が秘める意外な過去、母の死後すぐに後妻を迎えた父を許せぬ姉妹が知った真実とは ―。お江戸深川冬木町、家族と町のあたたかさが骨身にしみる。著者真骨頂の人情物語。(中公文庫 カバー裏表紙から)
価格:628円 |
ワシントンハイツの旋風
カバー写真 MASAAKI TANAKA/A.collection/amana
中学生の謙吾は、母と妹を追って高知から上京した。昭和37年、新聞配達でまわるワシントンハイツは、渋谷区にありながらアメリカそのものだった。謙吾は高校を卒業し、旅行会社へ就職する。東京オリンピックや万博に沸く昭和。ひたむきに働き、ひたむきに恋をする。自身の青春を描いた、初めての現代小説。(講談社文庫 カバー裏表紙から)
価格:765円 |
研ぎ師太吉
カバー装幀 唐仁原教久
深川黒江町の長屋で、刃物の研ぎを生業とする太吉、ひとり者。ある夏の日、裏店にひとりの若い女が訪ねて来る。料理人だった父親の形見である出刃庖丁を、供養として研いでほしいという。快く引き受けた太吉に、かおりと名乗るその娘は、妙なことを口走る。「おとっつあんは、殺されたんです」―。一本の庖丁が暴いていく、切ない事件の真相とは。切れ味抜群の深川人情推理帖!(新潮文庫 カバー裏表紙から)
価格:649円 |
深川黄表紙掛取り帖
カバー装画 「三方をもつ福助」北原照久コレクション
カッコイイ奴らが、金に絡んだ江戸の厄介ごとを、知恵で解決する裏稼業。定斎売りの蔵秀、長身男装の絵師・雅乃、文師・辰次郎、飾り行灯師・宗佑の若い四人が力をあわせ、豪商・紀伊國屋文佐衛門とも渡り合う。大店が桁違いに抱えた大豆を、大掛かりなアイディアで始末する「端午のとうふ」、他4編を収録。(講談社文庫 カバー裏表紙から)
<収録>
端午のとうふ
水晴れの渡し
夏負け大尽
あとの祭り
そして、さくら湯
価格:692円 |
深川黄表紙掛取り帖【二】 牡丹酒
カバー装画 福井真一
「ひとに媚びない、生一本な味だ」。定斎売り蔵秀、女絵師雅乃、文師辰次郎、飾り行灯師宗佑の裏稼業四人衆は、柳沢吉保をも唸らせた土佐の銘酒・司牡丹の江戸での広目を請け負う。佐川村までの道中厄介ごとを片付けつつも、知恵と技を揮った大仕掛けは今度も首尾よく運ぶのか!? シリーズ第2作遂に文庫化。(講談社文庫 カバー裏表紙から)
牡丹酒 深川黄表紙掛取り帖(二)【電子書籍】[ 山本一力 ] 価格:869円 |
草笛の音次郎
カバー装画 深井 国
三度笠、縞の合羽に柳の葛籠、百両の大金を懐に ―。今戸の貸元、恵比須の芳三郎の名代として成田、佐原へ旅する音次郎。待ち受ける試練と、器量ある大人たちが、世の中に疎い未熟者を磨き上げる。仁義もろくにきれなかった若者が、旅を重ねて一人前の男へと成長してゆく姿をさわやかに描いた股旅ものの新境地。(文春文庫 カバー裏表紙から)
価格:734円 |
蒼龍
カバー装画 木内達朗
途方もない借金を背負う若夫婦が、貧しい暮らしの中で追いかける大きな夢。どうか、今年こそ ―。著者の原点を描いてオール読物新人賞を受賞した表題作他、四篇。武家社会の心意気、商人の気概。誠を尽くせば、身分の差を越えて人は分かりあうことができる。生きる力と明日への希望を与えてくれる感動の傑作集。(文春文庫 カバー裏表紙から)
価格:641円 |
辰巳八景
カバー装幀 唐仁原教
手をつないだわけでもない。好き合っていたのかもわからない。それでも祝言を挙げると知ったあの時、涙がどうしても止まらなかった・・・・。遠い日の思い人と再会する女性の迷いと喜びを描く「やぐら下の夕照」。売れない戯作者がボロ雪駄の縁で一世一代の恋をする「石場の暮雪」。江戸深川の素朴な泣き笑いを、温かで懐かしい筆が八つの物語に写し取る。著者の独壇場、人情の時代短編集!(新潮文庫 カバー裏表紙から)
<収録>
永代橋帰帆
永代寺晩鐘
仲町の夜雨
木場の落雁
佃町の晴嵐
洲崎の秋月
やぐら下の夕照
石場の暮雪
価格:693円 |
道三堀の桜
カバー装画 歌川広重「八つ見の橋」
道三堀から深川へ、暮らしに欠かせない飲み水を届ける水売りたちは、皆自分の仕事に誇りをもって働いている。そんな水売りの一人、龍太郎には、蕎麦屋の娘・おあきという許婚がいる。日本橋の大店が蕎麦屋を出すとの報せに、「美味い水」が必要だと思い知らされ、協力して美味い水造りを始めるが、いつしか二人の間に微妙な隙間風が吹き始めて・・・。人の気持ちに翻弄されつつも、せつなく凛々しい、江戸の「志」を描く長編時代小説。(角川文庫 カバー裏表紙から)
価格:770円 |
八つ花ごよみ
カバー装幀 唐仁原教久
満開の美しさも散りゆく儚さも、一緒に眺めたいと願うのはいつだってただ一人、おまいさんだけだった。幾年もの時を重ね、季節の終わりを迎えた夫婦が愛でる花。あるいは、苦楽をともにした旧友と眺める景色。桔梗、女郎花、菖蒲、小梅、桜・・・・ 移ろいゆく花に、ゆっくりと熟した想いを重ね綴られる、八つの絆。江戸市井に生きる人々の、ゆかしい人情が深く心に泌み渡る、傑作短編集。(新潮文庫 カバー裏表紙から)
<収録>
路ばたのききょう
海辺橋の女郎花
京橋の小梅
西應寺の桜
佃町の菖蒲
砂村の尾花
御船橋の紅花
仲町のひいらぎ
価格:539円 |