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阿刀田高 畑農照雄 最後のメッセージ 講談社文庫
カバー装画 畑農照雄

 

親友のS君が、とびきりの美女を射止めた。余りのねたましさに私はこれはよくないことの前兆ではないか、とすら考えた。そして一ヵ月、S君の言動に微妙な変化が起こりはじめた −。ブラックユーモアの名手が構築した恐怖と幻想のショートショート42編。(講談社文庫 裏表紙から)

 


 

星新一と並び、数多くのショートショートを書いた小説家です。星新一が空想を描くのを得意としたのに対して、阿刀田高は「悪」を小ざっぱりと描くのが得意だったように思える。
阿刀田高も、このころの作家にみられるような、ことばを楽しみの道具としていたのではないだろうか。ユーモアを、皮肉を、ことばを自在に操って描いている。

 


 

<阿刀田高さんの紹介>
昭和10(1935)年東京に生まれる。早稲田大学仏文科卒。国立国会図書館勤務を経て文筆活動入り、54年、短編集「ナポレオン狂」で第81回直木賞を受賞著書に「冷蔵庫より愛をこめて」「壜詰の恋」「一ダースなら怖くなる」「夢判断」「ギリシア神話を知っていますか」「コーヒーブレイク11夜」「街の観覧車」など。(文春文庫から)

 


 

阿刀田高さん その他の文庫本

江戸禁断らいぶらりい
食べられた男
Aサイズ殺人事件
頭の散歩道
ことばの博物館
お笑いを一席
夢判断
ギリシア神話を知っていますか
早過ぎた予言者

 


 

 


 


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