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夏目漱石 硝子戸の中_1822
カバー装幀 津田青楓 「色鳥」

 

硝子戸の中から外を見渡しても、霜除けをした芭蕉だの、立直した電信柱だののほか、これといって教えたてるほどのものはほとんど視野に入ってこない ―。宿痾の胃潰瘍に悩みつつ次々と名作を世に送り出していた漱石が、終日書斎の硝子戸の中に坐し、頭の動くまま気分の変るまま静かに人生と社会を語った随想集で、著者の哲学と人格が深く織りこまれた作品である。(新潮文庫 カバー裏表紙から)

 


 

<夏目漱石さんの紹介)
本名、夏目金之助。1867年、現在の新宿区喜久井町に生まれ、1893年、東大英文科卒業。大学院へ進むとともに教職に就く。三十三歳の年にイギリスへ国費留学。帰国して後、朝日新聞社に入社してからは、本格的に文筆生活に入り、『三四郎』『こゝろ』『行人』など、不朽の名作を残した。(角川文庫から)

 


 

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