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<宮部みゆきさんの紹介>
1960(昭和35)年、東京生れ。’87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’89(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。’93年『火車』で山本周五郎賞を受賞。'97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。'99年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、’02年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。’07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した。他の作品に『ソロモンの偽証』『英雄の書』『悲嘆の門』『小暮写眞館』『荒神』『希望荘』などがある。(新潮文庫から)
小暮写眞館T
カバー装画 げみ
築三十三年、木造二階建て。臨死状態の古びた商店街にひっそりと佇む「小暮写眞館」。都立三雲高校に通う花菱栄一は、両親の趣味により、この写真館に住むことになる。そして、弟を含めた家族四人の暮らしが始まった矢先、ひとりの女子高生が持ち込んだ不思議な写真をめぐる謎に、栄一自身も関わることになり・・・・・
写真に秘められた物語を解き明かす、心温まる現代ミステリー。(新潮文庫 裏表紙から)
価格:506円 |
魔術はささやく
カバー装画 不明
それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた…。だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。日本推理サスペンス大賞受賞作。(新潮文庫 カバー裏表紙から)
魔術はささやく (新潮文庫 みー22-1 新潮文庫) [ 宮部 みゆき ] 価格:935円 |
パーフェクト・ブルー
カバー装画 ひらいたかこ
高校野球界のスーパースターが全身にガソリンをかけられ、焼き殺されるというショッキングな事件が起こった。俺 ― 元警察犬のマサは、現在の飼い主、蓮見探偵事務所の調査員、佳代子と共に落ちこぼれの少年、諸岡進也を探し当て、自宅に帰る途中、その現場に遭遇する。
犬の一人称という斬新なスタイルで、社会的テーマを描く、爽快な読後感の長編デビュー作、怒涛の文庫版。(創元推理文庫 裏表紙から)
パーフェクト・ブルー【新装版】 (創元推理文庫) [ 宮部 みゆき ] 価格:814円 |
ICO 霧の城 上
カバー装画 丹地陽子
霧の城が呼んでいる、時が来た、生贄を捧げよ、と。イコはトクサ村に何十年かに一人生まれる角の生えたニエの子。その角を持つ者は「生贄の刻」が来たら、霧の城へ行き、城の一部となり永遠の命を与えられるという。親友トトによって特別な御印を得たイコは「必ず戻ってくる」と誓い、村を出立するが ―。(講談社文庫 カバー裏表紙から)
ICO-霧の城ー(上) (講談社文庫) [ 宮部 みゆき ] 価格:770円 |
ICO 霧の城 下
カバー装画 丹地陽子
断崖絶壁に建つ霧の城にやってきたイコは、鳥籠に囚われた一人の少女・ヨルダと出逢う。「ここにいちゃいけない。一緒にこの城を出よう。二人ならきっと大丈夫」。なぜ霧の城はニエを求めるのか。古のしきたりとヨルダの真実とは。二人が手を取り合ったとき、この城で起きた悲しい事件の幻が現れ始める。(講談社文庫 カバー裏表紙から)
ICO-霧の城ー(下) (講談社文庫) [ 宮部 みゆき ] 価格:770円 |
おまえさん 上
カバー装画 村上 豊
痒み止めの新薬「王診膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。検分にやってきた八丁堀の変わり者 “ご隠居” 源右衛門はその斬り口が少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じだと断言する。両者に通じる因縁とは。(講談社文庫 カバー裏表紙から)
価格:1100円 |
おまえさん 下
カバー装画 村上 豊
父親が殺され、瓶屋を仕切ることになった一人娘の史乃。気丈に振る舞う彼女を信之輔は気にかけていた。一方、新兵衛の奉公先だった生薬問屋の当主から明かされた二十年前の因縁と隠された罪。正は負に通じ、負はころりと正に変わる。平四郎の甥っ子・弓之助は絡まった人間関係を解きほぐすことができるのか。(講談社文庫 カバー裏表紙から)
価格:1100円 |
お文の影
カバーイラスト いずみ朔庵
「おまえも一緒においで。お文のところへ連れていってやるよ」月の光の下、影踏みをして遊ぶ子供たちのなかにぽつんと現れた、ひとつの影。その正体と、悲しい因縁とは。「ぼんくら」シリーズの政五郎親分とおでこが活躍する表題作をはじめ、「三島屋」シリーズの青野利一郎と悪童3人組など人気キャラクターが勢揃い! おぞましい話から切ない話、ちょっぴり可笑しい話まで、全6編のあやしの世界。(角川文庫 カバー裏表紙から)
<収録>
坊主の壺
お文の影
博打眼
討債鬼
ばんば憑き
野槌の墓
価格:704円 |
ステップファザー・ステップ
中学生の双子の兄弟が住む家に落っこちてきたのは、なんとプロの泥棒だった。そして、一緒に暮らし始めた3人。まるで父子のような(?)家庭生活がスタートする。次々と起こる7つの事件に、ユーモアあふれる3人の会話。宮部みゆきがお贈りする、C・ライス『スイート・ホーム殺人事件』にも匹敵する大傑作!(講談社文庫 カバー裏表紙から)
カバー装画 阿部真理子
ステップファザー・ステップ 新装版 (講談社文庫) [ 宮部 みゆき ] 価格:880円 |
英雄の書 上
カバー装画 藤田新策
森崎友理子は小学五年生。ある日、中学生の兄・大樹が同級生を殺傷し、失踪するという事件が起きた。兄の身を心配する妹は、彼の部屋で不思議な声を聞く。「ヒロキは『エルムの書』に触れたため、 “英雄” 憑かれてしまった」。大叔父の別荘から彼が持ち出した赤い本がそう囁いていた。友理子は兄を救い出すべくたった一人で、英雄が封印されていた “無名の地” へと果敢に旅立った。(新潮文庫 カバー裏表紙から)
英雄の書(上) (新潮文庫 新潮文庫) [ 宮部 みゆき ] 価格:781円 |
火車
カバー装画 藤田新策
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を探すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して ― なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。(新潮文庫 カバー裏表紙から)
価格:1210円 |
堪忍箱
カバー装画 藤田新策
蓋を開けたら最後、この近江屋に災いが降りかかる・・・・。決して中を見てはいけないというその黒い文箱には、喪の花・木蓮の細工が施してあった ―。物言わぬ箱が、しだいに人々の心をざわめかせ、呑み込んでいく表題作。なさぬ仲の親と子が互いに秘密を抱えながらも、寄り添い、いたわり合う「お墓の下まで」。名もなき人たちの日常にひそむ一瞬の闇。人生の苦さが沁みる時代小説八篇。(新潮文庫 カバー裏表紙から)
<収録>
堪忍箱
かどわかし
敵持ち
十六夜髑髏
お墓の下まで
謀りごと
てんびんばかり
砂村新田
価格:693円 |
孤宿の人 上
カバー装画 藤田新策
北は瀬戸内海に面し、南は山々に囲まれた讃岐国・丸海藩。江戸から金毘羅代参に連れ出された九歳のほうは、この地に捨て子同然置き去りにされた。幸いにも、藩医を務める井上家に引き取られるが、今度はほうの面倒を見てくれた井上家の琴江が毒殺されてしまう。折しも、流罪となった幕府要人・加賀殿が丸海藩へ入領しようとしていた。やがて領内では、不審な毒死や謎めいた凶事が相次いだ。(新潮文庫 カバー裏表紙から)
価格:990円 |
長い長い殺人
カバーイラスト 牧野千穂
轢き逃げは、じつは惨殺事件だった。被害者は森元隆一。事情聴取を始めた刑事は、森元の妻・法子に不審を持つ。夫を轢いた人物はどうなったのか、一度もきこうとしないのだ。隆一には八千万円の生命保険がかけられていた。しかし、受取人の法子には完璧なアリバイが・・・・。刑事の財布、探偵の財布、死者の財布 ―。“十の財布” が語る事件の裏に、やがて底しれぬ悪意の影が!(光文社文庫 カバー裏表紙から)
価格:733円 |
東京下町殺人暮色
カバーイラスト 桶 あきら
13歳の八木沢順が、刑事である父の道雄と生活を始めたのは、ウォーターフロントとして注目を集めている、隅田川と荒川にはさまれた東京の下町だった。
そのころ町内では、“ある家で人殺しがあった” という噂で持ち切りだった。はたして荒川でバラバラ死体の一部が発見されて・・・・。現代社会の奇怪な深淵をさわやかな筆致で抉る、宮部作品の傑作、ついに文庫化!(光文社文庫 カバー裏表紙から)
返事はいらない
カバー装画 方緒 良
失恋からコンピュータ犯罪の片棒をかつぐにいたる微妙な女性心理の動きを描く表題作。『火車』の原型ともいえる「裏切らないで」。切なくあたたかい「ドルシネアにようこそ」など6編を収録。日々の生活と幻想が交錯する東京。街と人の姿を鮮やかに描き、爽やかでハートウォーミングな読後感を残す。宮部みゆきワールドを確立し、その魅力の全てが凝縮された山本賞受賞前夜の作品集。(新潮文庫 カバー裏表紙から)
<収録>
返事はいらない
ドルシネアにようこそ
言わずにおいて
聞こえていますか
裏切らないで
私はついていない
返事はいらない (新潮文庫 みー22-3 新潮文庫) [ 宮部 みゆき ] 価格:737円 |
本所深川ふしぎ草紙
カバー装画 藤田新策
近江屋藤兵衛が殺された。下手人は藤兵衛と折り合いの悪かった娘のお美津だという噂が流れたが・・・・。幼い頃お美津に受けた恩義を忘れず、ほのかな思いを抱き続けた職人がことの真相を探る「片葉の芦」。お嬢さんの恋愛成就の願掛けに丑三つ参りを命ぜられた奉公人の娘おりんの出会った怪異の顛末「送り提灯」など深川七不思議を題材に下町人情の世界を描く7編。宮部ワールド時代小説篇。(新潮文庫 カバー裏表紙から)
<収録>
片葉の芦
送り提灯
置いてけ堀
落葉なしの椎
馬鹿囃子
足洗い屋敷
消えずの行灯
本所深川ふしぎ草紙 (新潮文庫 みー22-5 新潮文庫) [ 宮部 みゆき ] 価格:737円 |
理由
カバー写真 大 隆
事件はなぜ起こったか。殺されたのは「誰」で、いったい「誰」が殺人者であったのか ―。東京荒川区の超高層マンションで凄惨な殺人事件が起きた。室内には中年男女と老女の惨殺体。そして、ベランダから転落した若い男。ところが、四人の死者は、そこに住んでいるはずの家族ではなかった・・・・。ドキュメンタリー的手法で現代社会ならではの悲劇を浮き彫りにする、直木賞受賞作。(新潮文庫 カバー裏表紙から)
価格:1155円 |
龍は眠る
カバー装画 藤田新策
嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ・・・・宮部みゆきのブロックバスター待望の文庫化。(新潮文庫 カバー裏表紙から)
龍は眠る (新潮文庫 みー22-4 新潮文庫) [ 宮部 みゆき ] 価格:1155円 |
淋しい狩人
カバー装画 方緒 良
東京下町、荒川土手下にある小さな共同ビルの一階に店を構える田名部書店。店主のイワさんと孫の稔で切り盛りするすごくありふれた古書店だ。しかし、この本屋を舞台に様々な事件が繰り広げられる。平凡なOLが電車の網棚から手にした本に挟まれていた名刺。父親の遺品から出てきた数百冊の同じ本。本をきっかけに起こる謎をイワさんと稔が解いていく。ブッキッシュな連作短編集。(新潮文庫 カバー裏表紙から)
淋しい狩人 (新潮文庫 みー22-7 新潮文庫) [ 宮部みゆき ] 価格:693円 |