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<興津要さんの紹介>
1924年栃木県生れ。早大国文科卒。早大教授。日本近代文学。ことに江戸戯作を専攻。著書、「転換期の文学 ― 江戸から明治へ」「明治開化期文学の研究」「落語 ― 笑いの年輪」「異端のアルチザンたち」「江戸庶民の風俗と人情」「江戸小咄漫歩」ほか多数。(講談社文庫)

 


 

古典落語(上)

興津 要 原田維夫 古典落語(上) 講談社文庫
カバー装画 原田維夫

 

人情の機微を、人生の種々相を笑いの中に捉えて、生きた庶民の歴史を語る伝統話芸、古典落語。それは、市井のスケッチであり、庶民の声でもあった。
ここに収録する各作品は、先人が心血注ぎ、みがきぬかれた芸の香気を伝える代表的名作ばかりである。本巻収録作品32編。全六巻。(講談社文庫 裏表紙から)

 

<収録>
うそつき弥次郎
かつぎや
明烏
長屋の花見
三人旅
厩火事
寝床
千早振る
猫久
しわい屋
転失気
出来心
湯屋番
まんじゅうこわい
短命
うなぎの幇間
そこつ長屋
酢豆腐
悋気の火の玉
三方一両損
たがや
居残り佐平次
目黒のさんま
小言幸兵衛
宿屋の富
道具屋
なめる
時そば
たらちね
もと犬
無精床
芝浜

 


 

古典落語(下)

興津 要 原田維夫 古典落語(下) 講談社文庫
カバー装画 原田維夫

 

伝統と先人のみがきぬかれた名人芸によってささえられ、うけつがれてきた国民の文化的遺産、古典落語の真髄をここに再現。本巻収録作品30編。いずれも、明治、大正、昭和の三代にわたる多くの落語家の速記本を基に編集した、全篇ノーカットの完全なテキストである。(講談社文庫 裏表紙から)

 

<収録>
御慶
寿限無
そこつの使者
転宅
三枚起請
やかん
崇徳院
位牌屋
夢の酒
天災
大山まいり
権助芝居
つるつる
代脈
野ざらし
青菜
船徳
道灌
包丁
不動坊
近日むすこ
お七
松山鏡
錦の袈裟
らくだ
松竹梅
首屋
尻餅
がまの油
子別れ

 


 

古典落語(続)

興津 要 原田維夫 古典落語(続) 講談社文庫
カバー装画 原田維夫

 

日本人の笑いの無限の宝庫であり、また常に大衆と直結する生きた芸能として娯楽の王座を守りつづける伝統話芸の世界を完璧に再現する本格編集。上下巻に続き本巻では新たに上方落語の代表的名作10編を加える編成で、更に内容の充実を期した。総収録作品35編。いずれも無削除の完全なテキストである。(講談社文庫 裏表紙から)

 

<収録>
堀の内
二十四孝
真田小僧
しめこみ
おせつ徳三郎
しの字ぎらい
五人まわし
疝気の虫
大工調べ
ろくろ首
町内の若い衆
万金丹
蛙茶番
宮戸川
文ちがい
王子のきつね
汲み立て
火事むすこ
ひとつ穴
妾馬
品川心中
引越しの夢
紙入れ
そばの殿さま
富久
上方篇
住吉駕籠
どうらん幸助
貝野村
百年目
千両みかん
たちぎれ
池田の猪買い
三十石
お玉牛
ざこ八

 


 

古典落語(続々)

興津 要 原田維夫 古典落語(続々) 講談社文庫
カバー装画 原田維夫

 

明治・大正・昭和の三代にわたる落語家の速記本を基に、国民文芸としての落語の集大成を完全テキスト版で試みる画期的編集。本巻収録作品総数32編、東京篇、「子ほめ」「浮世床」「藪入り」「お神酒徳利」「味噌蔵」「田能久」「小言念仏」など25編、上方篇、「佐々木裁き」「あわび貝」「へっつい盗人」など7編。(講談社文庫 裏表紙から)

 

<収録>
子ほめ
そこつの釘
浮世床
藪入り
雛鍔
お神酒徳利
お見立て
三軒長屋
ずっこけ
うそつき村
三年目
金の大黒
夏どろ
茶の湯
宿屋の仇討ち
化けものつかい
羽織のあそび
小言念仏
突きおとし
碁どろ
味噌蔵
田能久
あくび指南
巌流島
うどんや
上方篇
野崎まいり
あわび貝
夢八
宇治の柴船
へっつい盗人
佐々木裁き
はてなの茶わん

 


 

<編者紹介>
1924年栃木県生れ。早大国文科卒。早大教授。日本近代文学。ことに江戸戯作を専攻。著書、「転換期の文学 ― 江戸から明治へ」「明治開化期文学の研究」「落語 ― 笑いの年輪」「異端のアルチザンたち」「江戸庶民の風俗と人情」「江戸小咄漫歩」ほか多数。(講談社文庫)

 


 

 


 


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