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<夏目漱石さんの紹介)
本名、夏目金之助。1867年、現在の新宿区喜久井町に生まれ、1893年、東大英文科卒業。大学院へ進むとともに教職に就く。三十三歳の年にイギリスへ国費留学。帰国して後、朝日新聞社に入社してからは、本格的に文筆生活に入り、『三四郎』『こゝろ』『行人』など、不朽の名作を残した。(角川文庫から)
こゝろ
カバー装画 栃折久美子
「こゝろ」は後期3部作の終曲であるばかりでなく。漱石文学の絶頂をなす作品。自我の奥深くに巣くっているエゴイズムは、ここでぎりぎりの所まで押しつめられる。誠実ゆえに自己否定の試みを、自殺にまで追いつめられなければならなかった漱石は、そこから「則天去私」という人生観にたどりつく。
大正3年作。(角川文庫 カバーそでから)
![]() | 価格:407円 |
それから
カバー装画 栃折久美子
「三四郎」の淡い恋愛は、この作に至って、深刻な人間的苦悩にいろどられる。自然の情念ゆえに、社会の掟に反いて友人の妻に恋慕をよせる主人公の苦悶は、明治40年代の知識人の肖像でもある。三角関係の悲劇を通して漱石が追求したのは、分裂と破綻を約束された愛の運命というテーマであった。
明治42年作。(角川文庫 カバーそでから)
![]() | 価格:220円 |
吾輩は猫である
カバー装幀 津田青楓 「色鳥」 新潮文庫
![]() | 価格:693円 |
硝子戸の中
カバー装幀 津田青楓 「色鳥」
硝子戸の中から外を見渡しても、霜除けをした芭蕉だの、立直した電信柱だののほか、これといって教えたてるほどのものはほとんど視野に入ってこない ―。宿痾の胃潰瘍に悩みつつ次々と名作を世に送り出していた漱石が、終日書斎の硝子戸の中に坐し、頭の動くまま気分の変るまま静かに人生と社会を語った随想集で、著者の哲学と人格が深く織りこまれた作品である。(新潮文庫 カバー裏表紙から)
![]() | 価格:374円 |
坊っちゃん
カバー装画 栃折久美子
江戸っ子をもって任ずる若い教師の坊っちゃんがその一本気な性格から、欺瞞にみちた社会に愛想をつかす。作品を一貫するものは、人間漱石が持って生まれた反俗と正義の心に外ならない。ロマンティックな稚気とユーモア、その歯切れのよい表現は、清爽の気にみちている。明治39年「ホトトギス」に発表。(角川文庫 カバーそでから)
![]() | 坊っちゃん mt×角川文庫 specialカバー版【電子書籍】[ 夏目 漱石 ] 価格:315円 |