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<松岡圭祐さんの紹介>
1968(昭和43)年生れ。’97(平成9)年『催眠』で小説家としてデビュー。映像化もされ、ベストセラーとなる。以後、『催眠』『千里眼』『万能鑑定士Q』の三大シリーズをコンスタントに発表し続け、いずれも大ヒットを記録。近著に『探偵の探偵』『水鏡推理』『ジェームズ・ボンドは来ない』がある。(新潮文庫から)
ミッキーマウスの憂鬱
カバー装画 トヨクラタケル
東京ディズニーランドでアルバイトすることになった21歳の若者。友情、トラブル、恋愛・・・・。様々な出来事を通じ、裏方の意義や誇りに目覚めていく。秘密のベールに包まれた巨大テーマパークの〈バックステージ〉を描いた、史上初のディズニーランド青春成長小説。登場人物たちと一緒に働いている気分を味わってみて下さい。そこには、爽快な青春のドラマがあるはずです。(新潮文庫 裏表紙から)
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探偵の探偵
カバー装画 清原 紘
中堅調査会社が併設する探偵養成所に、決して笑わぬ美少女・紗崎玲奈が入校する。探偵のすべてを知りたい、しかし探偵にはなりたくない、とういう彼女には、自分から言えぬ過酷な過去があった。調査会社社長・須磨は玲奈の希望を汲み、探偵を追う “対探偵課” の探偵として彼女を抜擢した。怒涛の書下ろしシリーズ開幕。(講談社文庫 裏表紙から)
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探偵の探偵U
カバー装画 清原 紘
妹を殺したストーカーに不法に情報を与えた探偵はどこに潜むのか? 「対探偵課探偵」紗崎玲奈は、レイプ犯の部屋に忍び込みその手がかりを見つける。妹の仇は絶対にとる、と誓う玲奈は、憎き探偵を「死神」と名付け、その影を追う。知力と情報で争う現代の探偵を活写する革命的探偵小説、第2巻。〈書下ろし〉(講談社文庫 裏表紙から)
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探偵の探偵V
カバー装画 清原 紘
悪徳探偵を「駆除」するためにまったく手段を選ばない玲奈は、警察から常時マークされることになる。玲奈は。監視をかわしながら、自分と家族の人生を破壊した「死神」を追い続ける。ついに姿を現した死神の驚くべき正体とは。あまりに過酷な闘いに、はたして玲奈の心は持ちこたえられるのか? 〈文庫書下ろし〉(講談社文庫 裏表紙から)
![]() | 価格:649円 |
探偵の鑑定T
カバー装画 清原 紘
美女目当てに大金が舞う秘密交際クラブで、超高級バッグのバーキンを囮にした連続詐欺事件が発生。対探偵課探偵・紗崎玲奈は、証拠品のバーキンを鑑定する万能鑑定士・凜田莉子の危機を救う。バーキン詐欺女の驚くべき正体とは?
二大ヒロインが並外れた探偵力と鑑定眼を駆使して立ち向かう。〈文庫書下ろし〉(講談社文庫 裏表紙から)
![]() | 価格:682円 |
探偵の鑑定U
カバー装画 清原 紘
暴力団・獅靭会の罠に玲奈たちが気づいた時はもう遅く、莉子は鑑定店から誘拐されていた。古巣の獅靭会に敢然と立ち向かう須磨。莉子も人の死なない世界から、玲奈と同じ正義も悪もない世界に引きずり込まれてしまうのか。『万能鑑定士Q』と『探偵の探偵』、松岡圭祐の二大シリーズ、ここに完結。〈書下ろし〉(講談社文庫 裏表紙から)
![]() | 価格:748円 |
万能鑑定士Qの事件簿V
カバーイラスト 清原 紘
人気ファッションショップで、ある日突然、売り上げが落ちてしまう。いつも英語は赤点の女子高生が、東大入試レベルのヒアリング問題で満点を取る。この奇妙な事象をともに陰で操っていたのはかつてミリオンセラーを連発した有名音楽プロデューサー・西園寺響だった。借金地獄に堕ちた彼は、音を利用した前代未聞の詐欺を繰り返していた。凜田莉子は鑑定眼と機知の限りを尽くして西園寺に挑む。書き下ろし「Qシリーズ」第3弾!(角川文庫 カバー裏表紙から)
![]() | 価格:550円 |
万能鑑定士Qの事件簿W
カバーイラスト 清原 紘
希少な映画グッズのコレクターの家が火事になり、プレミア品の数々が灰になった。翌朝、やはりレア物のパンフレットやポスターを扱う店が不審火で全焼する。連続放火魔の狙いは、かつて全国規模でヒットを飛ばしながら存在を封印されたT本の邦画だった。ミリオンセラー『催眠』の主人公、カウンセラー嵯峨敏也が登場、凜田莉子との初顔合わせを果たす。頭脳明晰な異色コンビが挑む謎とは? 書き下ろし「Qシリーズ」第4弾!(角川文庫 カバー裏表紙から)
![]() | 価格:550円 |
八月十五日に吹く風
カバーデザイン 坂野公一(welle design)
アメリカが敵視した、人命を軽んじ易々と玉砕するという野蛮な日本人観が、一人の米軍諜報部員の報告で覆った。戦後占領政策転換の決め手となった一九四三年、北の最果てキスカ島での救出劇。日本は人道を貫き五千人の兵員を助けた、戦史に残る大規模撤退作戦を、日米双方の視点で描く感動の物語。〈文庫書下ろし〉(講談社文庫 カバー裏表紙から)
ネタバレなしの読後感想
日本軍が最初に玉砕をしたアッツ島と敵に知られることなく無傷で撤退したキスカ島のことを知ったのは、小学五年生の時に学校の図書室から借りた本を読んだときだった。同じ頃にテレビで『決断』というアニメを放送していた。太平洋戦争中における様々な決断によって戦史が動いたことをテーマにしたものだが、その中でもこの小説のテーマになっているキスカ島からの日本軍撤退が描かれていた。撤退のあとアメリカ軍が上陸すると犬がいるだけであり、アメリカ軍が唖然とさせられたという内容だったと思う。『・・・泣くも笑うも決断一つ 勝っておごるな敗れて泣くな・・・』という主題歌と共に印象に残っている回です。
この小説の主眼は撤退に成功したことではなく、なぜ困難をおして圧倒的な戦力を持つアメリカ軍に包囲された孤島からの撤退作戦に挑んだかということです。奇跡に期待するのではなく、科学的な根拠に基づくき人道を貫いた人たちに感心させられる。そして、人道から外れることの容易さにも気付かされます。
![]() | 価格:814円 |
水鏡推理
カバー装画 紺野真弓
正義感を発揮するあまり組織の枠を越え暴走してしまう文科省一般職ヒラ女性職員・水鏡瑞希(みかがみみずき)。役所は彼女を持て余し、研究費不正使用を調査する特別編成チームに配属する。税金掠め取ろうとする悪者の研究開発の嘘を見破れるか? 抜群のひらめきと推理力を持つ美女公務員の下剋上エンタテインメント!〈書下ろし〉(講談社文庫 カバー裏表紙から)
ネタバレなしの読後感想
無学な状態から一念発起して学んだ末に、周りをアッと言わせるような能力を発揮して事を解決するという流れは、「万能鑑定士Q」シリーズと同様だといえる。対象が鑑定から探偵事務所で培った調査・分析となった分、事件へと直結するが血生臭さとは無縁であり推理・種明かしに重きが置かれていることに好感が持てます。
作者好み(?)の美人が主人公であることも、「万能鑑定士Q」や「「探偵の探偵」シリーズに似通っている。
正義感が先に立ち、組織の慣例にそぐわない型破りな行いで、躓きながらも無心に働くさまに応援をしたくなるし、痛快さも感じられます。この点は、テレビドラマにもなった池井戸潤さんの『花咲舞が黙ってない』と同じ路線です。
肩のこらない小説です。
![]() | 価格:682円 |
水鏡推理U
カバー装画 紺野真弓
正義感を発揮するあまり組織の枠を越え暴走してしまう文科省一般職ヒラ女性職員・水鏡瑞希(みかがみみずき)。役所は彼女を持て余し、研究費不正使用を調査する特別編成チームに配属する。税金掠め取ろうとする悪者の研究開発の嘘を見破れるか? 抜群のひらめきと推理力を持つ美女公務員の下剋上エンタテインメント!〈書下ろし〉(講談社文庫 カバー裏表紙から)
![]() | 水鏡推理2 インパクトファクター【電子書籍】[ 松岡圭祐 ] 価格:704円 |