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カバー装画 東谷武美
生臭和尚の趣味は囲碁と殺人事件の推理。手に余る事件が起きるたびに刑事は妙法寺に出かけてゆく。碁を打ちながらかわす奇妙な会話が犯人逮捕のひらめきになる。酒好きで女好きで、お経は怪しいけれど推理はめっぽうするどい、刑事にも判からぬ和尚の頭。ユーモアを含み鮮やかに展開する知的遊戯 “禅問答推理帖” (文春文庫 裏表紙から)
星新一と並び、数多くのショートショートを書いた小説家です。星新一が空想を描くのを得意としたのに対して、阿刀田高は「悪」を小ざっぱりと描くのが得意だったように思える。
阿刀田高も、このころの作家にみられるような、ことばを楽しみの道具としていたのではないだろうか。ユーモアを、皮肉を、ことばを自在に操って描いている。
<阿刀田高の紹介>
昭和10(1935)年東京に生まれる。早稲田大学仏文科卒。国立国会図書館勤務を経て文筆活動入り、54年、短編集「ナポレオン狂」で第81回直木賞を受賞著書に「冷蔵庫より愛をこめて」「壜詰の恋」「一ダースなら怖くなる」「夢判断」「ギリシア神話を知っていますか」「コーヒーブレイク11夜」「街の観覧車」など。(文春文庫から)
阿刀田高 その他の文庫本
江戸禁断らいぶらりい
食べられた男
最後のメッセージ
頭の散歩道
ことばの博物館
お笑いを一席
夢判断
ギリシア神話を知っていますか
早過ぎた予言者