カバー装画 浅賀行雄
・ジョン・マン1 波濤編
土佐、中ノ浜の漁師、万次郎は14歳になり初めて漁に出るが、船頭の筆之丞らと共に嵐に巻き込まれる。大波に翻弄された5人の命運は、クジラを捕るため太平洋上を航行中の捕鯨船の船長ホイットフィールドにかかっていた。船長と万次郎、二人の邂逅が幕末史に影響を与える。著者が渾身の力で描く歴史大河小説、開幕!(講談社文庫 カバー装画)
カバー装画 浅賀行雄
・ジョン・マン2 大洋編
仲間と共に出漁した万次郎は嵐に遭い、無人島に流された。5ヵ月後、アメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号により救助された5人だが、鎖国中の日本には送られず、ハワイに上陸することに。出帆の日に、万次郎はホイットフィールド船長に打ち明けたある決意を仲間に告げる。日米にわたる歴史大河小説第2弾。(講談社文庫 カバー裏表紙から)
カバー装画 浅賀行雄
・ジョンマン3 望郷編
万次郎は共に救助された仲間全員のハワイから日本への船賃を稼ぐために、ひとり、アメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号の乗組員となった。英語を覚え、南氷洋の凍える寒さを経て、船上の先輩らと信頼関係を築いた万次郎は、海の男として成長し、アメリカ大陸の土を踏む。著者入魂の歴史大河小説、白熱の第3弾。(講談社文庫 カバー裏表紙から)
カバー装画 浅賀行雄
・ジョン・マン4 青雲編
船長の地元で暮らし始めた万次郎は、まだ完璧でない英語に加え、算数や理科の基礎を習得するため、小学校へ通うことに。年下の子どもたちとの交流を経た十六歳の少年は、捕鯨船の上級船員に必要な資格を得るべく、バートレット・アカデミーへの進学を決意する。著者が精魂込めた歴史大河小説、沸き立つ!(講談社文庫 カバー裏表紙から)
<山本一力さんの紹介>
1948(昭和23)年高知県生れ。東京都立世田谷工業高校電子科卒業後、様々な職を経て、’97(平成9)年『蒼龍』でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。2002年、『あかね空』で直木賞を受賞。著書に『損料屋喜八郎始末控え』、『欅しぐれ』、『だいこん』、『銭売り賽蔵』、『かんじき飛脚』、『銀しゃり』、『研ぎ師太吉』、いすゞ鳴る』他多数。(新潮文庫)
山本一力さん その他の文庫本
いかずち切り
いすゞ鳴る
たまゆらに
ほうき星 上・下
まねき通り十二景
ワシントンハイツの旋風
研ぎ師太吉
深川黄表紙掛取り帖
深川黄表紙掛取り帖【二】 牡丹酒
草笛の音次郎
蒼龍
辰巳八景
道三堀の桜
八つ花ごよみ