カバー装画 戸屋勝利
戦国武将たちは、自城の守りを固めるため、城造り・戸波市郎太の力を求めた ―。織田信長の再三の要請を受け、市郎太は覇王の言う「天下城」を造ることを約束する。その機会が訪れる前にも多聞山城や合戦前の長篠城を手がけ、技術を磨いた。乱世を平定した信長は、近江に城を築くことを決めた。伝説となった安土城の栄枯盛衰。そして数奇な運命を生きた鬼才の生涯も幕を閉じる。(新潮文庫 カバー裏表紙から)
<佐々木譲さんの紹介>
1950(昭和25)年、北海道生れ。札幌月寒高校卒。本田技研勤務を経てフリーに。’79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。’90(平成2)年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞を受賞。著書に『ベルリン飛行指令』『ユニット』『天下城』『笑う警官』『駿女』『制服捜査』『警官の血』『暴雪圏』『廃墟に乞う』『巡査の休日』などがある。
佐々木譲さん その他の文庫本
エトロフ発緊急電
ストックホルムの密使 上
ベルリン飛行指令
回廊封鎖
屈折率
警官の血 下
新宿のありふれた夜
人質
代官山コールドケース
地層捜査
憂いなき街