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司馬遼太郎 巻 白 関ヶ原 中巻 新潮文庫
カバー装画 巻 白

 

秀吉の死後、天下は騒然となった。太閤の最信任を獲得した能吏三成は主君の遺命をひたすら堅守したが、加藤清正、福島正則ら戦場一途の武将たちは三成を憎んで追放せんとする。周到な謀略によって豊家乗っ取りにかかった家康は、次々と反三成派を籠絡しつつ、上杉景勝討伐の途上、野州小山の軍議において、秀頼の命を奉ずる諸将を、一挙に徳川家の私兵へと転換させてしまう。(新潮文庫 裏表紙から)

 

司馬遼太郎 巻 白 関ヶ原 下巻 新潮文庫
カバー装画 巻 白

 

天下取りの見果てぬ夢を追い求めて関ケ原盆地に群れ集まった10数万の戦国将兵たち・・・・。老獪、緻密な家康の策謀は、三成の率いる西軍の陣営をどのように崩壊させたか? 両雄の権謀の渦の中で、戦国将兵たちはいかにして明日の天下に命をつなぎ、また亡び去ったのか? 戦闘俯瞰図も言うべき雄大な描写の中に、決戦に臨む武将の人間像とその盛衰を描く、波瀾の結編。(新潮文庫 裏表紙から)

 


 

きっと誰もが、その名を知っている小説家ではないだろうか。一部には「歴史を歪曲している」と批判をうけているが、人気があるゆえの代償か。
私の父母も司馬遼太郎の小説が大好きで、本棚にズラッと並んだ背表紙は図書館の様であった。
私自身は何から読み始めたのか定かな記憶はないが、「竜馬がゆく」や「最後の将軍」などの幕末を描いた小説だったのではないかと思う。母や姉などは、「新選組血風録」を読んだ後に東京都の日野へ足を運んでいた。歴女のはしりか・・・
いずれにして、読書の楽しさを教えてくれた作家であることは間違いない。

 


 

<司馬遼太郎の紹介>
大正12年(1923)、大阪生まれ、大阪外語大学蒙古語学科卒業。戦後まもなく、産経新聞社に入社し、文化部記者となる。昭和34年、『梟の城』により第42回直木賞を受賞。
36年出版局次長を最後に産経新聞社を退社。同42年『殉死』により第9回毎日芸術賞を受賞。主なる著書、『上方武士道』『豊臣家の人々』『国盗り物語』『竜馬がゆく』『坂の上の雲』『空海の風景』ほか。(中公文庫から)

 


 

司馬遼太郎 その他の文庫本

燃えよ剣 上・下
新史 太閤記 上・下
馬上少年過ぐ
歴史と視点 ―私の雑記帖―
草原の記
アメリカ素描
古往今来
豊臣家の人々
手掘り日本史
言い触らし団右衛門
最後の将軍
大坂侍
最後の伊賀者
世に棲む日日 一〜四
城塞 中・下
花神 上
胡蝶の夢 一
韃靼疾風録
菜の花の沖 一〜六
翔ぶが如く 二〜十
花咲ける上方武士道

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