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柴田錬三郎 宮田雅之 決闘者 宮本武蔵 青年篇 講談社文庫
カバー装画 宮田雅之

 

沢庵の草庵に草鞋をぬいだ青年武蔵は、扶桑第一と称される吉岡道場の当主清十郎に挑戦し、勝つ。さらに、新当主伝七郎をも撃ち仆す。吉岡道場は、僅か十一歳の又一郎を名目人に立て、一乗寺下り松での一門総がかりの決闘を、武蔵に申し入れた。武蔵は人間業とは 思えぬ手練を発揮し、七十余人を斬り殺し、勝利を手中にし、再び、流浪の旅に出る・・・。(講談社文庫 裏表紙から)

 


 

チャンバラ小説の作家として、バラエティー番組のタレントとして活躍した方だ。1970年代までは多くの時代劇ドラマがあり、子供たちは空き地で棒を持ち、チャンバラごっこをしていた。柴田錬三郎は、『眠狂四郎』などの剣豪小説を書き、このチャンバラブームの立役者となった。眠狂四郎の円月殺法を、子供たちが真似をしないわけがなかった。剣先で大きな円をゆっくりと描く田村正和さんの姿は、とてもカッコよかったから。

 


 

<柴田錬三郎さんの紹介>
1917年3月26日岡山県生。本姓斎藤。慶大支那文学科卒。在学中『三田文学』に「十円紙幣」を発表。戦後編集生活を経て、51年「イエスの裔」で直木賞受賞。代表作「眠狂四郎」「赤い影法師」他。(集英社文庫から)

 


 

柴田錬三郎さん その他の文庫本

決闘者 宮本武蔵 少年篇
決闘者 宮本武蔵 壮年篇(上)
決闘者 宮本武蔵 壮年篇(下)
血汐笛
邪法剣
孤独な剣客
生死の門
続江戸群盗伝

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