面白そうな文庫本を探す 綺麗な装画・イラスト

山本周五郎 日日平安
カバー装画 安里英晴

 

お家騒動に遭遇したのを幸いに、知恵を絞り尽くして食と職にありつこうとする主人公の悲哀を軽妙に描き、映画「椿三十郎」の原作にもなった「日日平安」をはじめ、男勝りの江戸のキャリアウーマンが登場する「しゅるしゅる」、若いふたりの不器用な恋が美しい「鶴は帰りぬ」など、若者たちを主人公に据えた時代小説全六篇を収録。山本周五郎ならではの品のいいユーモアに溢れ、誇り高い日本人の姿が浮かびあがるオリジナル名作短篇集。(角川春樹事務所(ハルキ文庫) カバー裏表紙から)

 


 

山本周五郎さんの紹介
1903−1967年、山梨県生まれ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店の徒弟として住み込む。1926(大正15)年4月『須磨寺附近』が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が ’43(昭和18)年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。 ’58年、大作『樅ノ木は残った』を完成。以後、『赤ひげ診療譚』(‘58年)『青べか物語』(’60年)など次々と代表作が書かれた。(新潮文庫)

 


 

山本周五郎さん その他の作品

朝顔草紙
髪飾り
おごそかな渇き

page top