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阿刀田高 岡田嘉夫 江戸禁断らいぶらりい 講談社文庫
カバー装画 岡田嘉夫

 

江戸時代は庶民文化の花ざかり。世界一短いポルノグラフィである艶句、大胆な発想と綿密な文章をこらした春本、人生の深奥を垣間見る小ばなし、いずれも江戸ならではの匂いにあふれる。それらの快作怪作をすくい上げ、人生観察の名手が縦横に品評、おもしろさを増幅させる − 江戸ポルノ書籍。(講談社文庫 裏表紙から)

 


 

星新一と並び、数多くのショートショートを書いた小説家です。星新一が空想を描くのを得意としたのに対して、阿刀田高は「悪」を小ざっぱりと描くのが得意だったように思える。
阿刀田高も、このころの作家にみられるような、ことばを楽しみの道具としていたのではないだろうか。ユーモアを、皮肉を、ことばを自在に操って描いている。

 


 

<阿刀田高さんの紹介>
昭和10(1935)年東京に生まれる。早稲田大学仏文科卒。国立国会図書館勤務を経て文筆活動入り、54年、短編集「ナポレオン狂」で第81回直木賞を受賞著書に「冷蔵庫より愛をこめて」「壜詰の恋」「一ダースなら怖くなる」「夢判断」「ギリシア神話を知っていますか」「コーヒーブレイク11夜」「街の観覧車」など。(文春文庫から)

 


 

阿刀田高さん その他の文庫本

食べられた男
最後のメッセージ
Aサイズ殺人事件
頭の散歩道
ことばの博物館
お笑いを一席
夢判断
ギリシア神話を知っていますか
早過ぎた予言者

 


 

 


 


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