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カバー装画 山田紳
異文化に育ったアメリカ人妻との文化摩擦は、文化創造へと進化する。「内なるアメリカ」をかたくなに維持する妻に腹を立てた大学の先生は、「日本人」にこだわり徹することに決めた・・・・。
一つ屋根の下で繰り広げられる珍騒動をユーモラスに描きながら、文化摩擦の構造を鋭くえぐる、野心的な比較文化論。（講談社文庫 裏表紙から）
＜村山元秀の紹介＞
1934年、東京生まれ。米国ニューヨークのコロンビア大学を経て、ニュージャージーのシートンホール大学大学院卒業。その後、同大学で教鞭をとり、帰国後は上智大学などで教え、ワシントン大学、ジョージア大学、インドネシア大学などの客員教授をする。現在（昭和59年）千葉大学（法経学部）教授。ＭＢＡ。商学博士。著書には『日本人と〈緑〉思想』（日本経済評論社）、『異文化理解への道』（サイエンス社）、『経営生態論』（創成社）、『経営文化論』（ぎょうせい）、『国際経営比較論』（泉文堂）など多数。（講談社文庫）