カバーイラスト 石居麻耶
少年時代に大阪で阿呆の薫陶を受け、大学時代に自分探しの旅先で全財産を失い、はては作家目指して単身東京へ。ホルモーでついに無職を脱出するも「御器齧り」に苛まれ、噛みまくるラジオに執筆を阻まれ、謎の名曲を夢想する日常は相変わらず。そのすべてを飄々と綴った初エッセイ集。文庫本あとがき「その後の万歩計」を収録。(文春文庫 カバー裏表紙から)
<万城目学さんの紹介>
1976年生まれ。大阪府出身。京都大学法学部卒業。2006年、第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』は第137回直木賞候補、『プリンセス・トヨトミ』は第141回直木賞候補に。いま最も活躍が期待される若手作家である。他の著書に『ホルモー六景』『ザ・万歩計』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』がある。(幻冬舎文庫から)
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