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北原亞以子 傷_0190
カバー装画 蓬田やすひろ

 

空き巣稼業の伊太八は、「身内に迷惑を掛けない」というのがモットーだ。豊蔵から共謀を持ちかけられ、目的の瓦屋に忍び込んだはよかったが、何とそこは豊蔵の弟の家だった。自らの信条に反する仕事をさせられた挙げ句、あらぬ罪まで着せられてお尋ね者になってしまった伊太八 ― 彼の運命やいかに? 元南町奉行所同心の隠居・森口慶次郎が人々の心を潤す、粋と人情のお江戸事件簿。(新潮文庫 カバー裏表紙から)

 


 

<北原亞以子さんの紹介>
東京生れ。石油会社、写真スタジオに勤務後、コピーライターとして広告制作会社に入社。その間、創作活動を開始し、1969(昭和44)年「ママは知らなかったのよ」で新潮新人賞、同年「粉雪舞う」で小説現代新人賞佳作を受賞。‘89(平成元)年『深川澪通り木戸番小屋』で泉鏡花賞、’93年『恋忘れ草』で直木賞、‘97年『江戸風狂伝』で女流文学賞をそれぞれ受賞する。他の作品に『昨日の恋 爽太郎捕物帖』『傷 慶次郎縁側日記』など多数。(新潮文庫 カバーそでから)

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