カバー装画 柳原良平
しちっ堅い理屈は抜きにして、怒苦笑百遍、意おのずから通じる ―。まずは近頃気になる現代人のしつけについての不満、憤怒、ヤセ我慢たっぷりの試聴質。ついで身だしなみや趣味、贈り物、小物をめぐる粋な四畳半。さらに酒肴や器も吟味した味の特選街、海外ツアーや言葉と本の教養コーナー。フィナーレは熟年人生談話室まで取揃えた “大人のためのエッセイ博覧会” にご案内します。(新潮文庫 裏表紙から)
<高橋義孝の紹介>
ドイツ文学者。評論家。1913年3月27日、東京神田猿楽町生れ。東大独文科卒。九大、慶大、名古屋大の各教授を経る。桐朋学園大教授。東京都教育委員、NHK解説委員、横綱審議委員会委員長。
著書に『森鴎外』(第6回読売文学賞)『文学研究の諸問題』『近代芸術観の成立』『文学非芸術論』。訳書にトーマス・マン「トーニオ・クレーゲル」ゲーテ「ファウスト」ジンメル「レンブラント」フロイト「夢判断」など多数。(文春文庫から)
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