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垣根涼介 真夏の島に咲く花は_1200
カバーイラスト agoera

 

フィジー人、インド人、日本人、中国人・・・・。雑多な人種が陽気に暮らす南国の楽園・フィジー。そんな日常をクーデターが一変させてしまう。観光業が一気に傾斜して国全体が不穏になっていく中、浮き彫りになる民族的な価値観の対立。それは次第に衝突の気配を孕み出して ―。幸せの意味を問い続ける著者、渾身の長編小説。(中公文庫 カバー裏表紙から)

 


 

<垣根涼介さんの紹介>
1966年、長崎県生まれ。筑波大学卒。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞し、デビュー。04年、『ワイルド・ソウル』で大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞と、史上初のトリプル受賞に輝き、05年には『君たちに明日はない』で山本周五郎賞、16年には『室町無頼』で「オール讀物」主催〈本屋が選ぶ時代小説大賞2016〉及び「週刊朝日」〈2016歴史・時代小説ベスト10〉第一位を受賞。その独自の人物観察眼と、疾走感溢れるストーリーテリングで読者を魅了し続けている。著書に「ヒートアイランド」シリーズ、「君たちに明日はない」シリーズ、『光秀の定理』など。(中公文庫)

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