面白そうな文庫本を探す 綺麗な装画・イラスト

沖田正午 医は仁術なり_1075
カバー装画 五十嵐徹(芦澤泰偉事務所)

 

御殿医を勤めていた中星天元は、藩主の死が毒殺であることを見抜いて、黒幕である弟の陰謀を暴くべく江戸へ出る。だが弟の新藩主も河豚の毒で急死。藩は改易され、戻るべき故郷を無くしてしまう。やむなく知り合った浅草安倍川町の名主・治兵衛を頼り、新しい町で医療書を開業するものの、金の無い患者のため満足に薬も買えず、技術はありながら「やぶ医師」呼ばわりされる羽目に。だが畳奉行の悪行を知ったことを機に、義侠心が騒ぎ出し、得意の剣術を使って、早桶屋の竜次、破戒僧の朴念らと共に世直し稼業に乗り出す! 気鋭の新シリーズ!(ハルキ文庫 カバー裏表紙から)

 


 

<沖田正午さんの紹介>
1949年、現さいたま市中央区生まれ。県立与野高校卒。軽妙洒脱で温かみのある、「沖田節」ともいえる独特な筆致がファンを魅了している。主な作品に、「将棋士お香」 事件帖」「陰聞き屋 十兵衛」(ともに二見時代小説文庫)、「丁半小僧武吉伝」(幻冬舎文庫)、「姫様お忍び事件帖」「浅草かみなり大家族」(ともに徳間文庫)、「天神坂下よろず屋始末記」「質蔵きてれつ繁盛記」(ともに双葉文庫)、「仕込み正宗」「げんなり先生発明始末」(ともに祥伝社文庫)などの各シリーズ、『阿吽の羽織』(幻冬舎単行本)がある。(角川春樹事務所)

page top