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カバー装画 平野遼
昭和12年12月末、陥落後間もない南京を訪れた著者は、自らの見聞に基づき、戦争の生々しい実態を国民に知らせるべく、戦場風景を点綴したルポルタージュ的作品を発表した。直ちに発禁になったこの作品が『生きている兵隊』である。
更に多角的に戦争のなかの人間を追求した『武漢作戦』とともに、厳しい言論統制下に、勇気と正義感とをもって記した、戦争文学の傑作である。(新潮文庫 裏表紙から)
<収録>
生きている兵隊
武漢作戦
<石川達三さんの紹介>
1905(明治38)年7月2日、秋田県横手に出生。早稲田大学英文科中退。1935年、「蒼氓」で第1回芥川賞を受賞して以来、一作ごとに社会的な問題を提起する不屈な作家精神を貫き、日本文壇の第一線に独自の地歩を築いて活躍している。(文春文庫から)
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