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清水一行 生頼範義 派閥渦紋 角川文庫
カバー装画 生頼範義

 

日本有数の財閥系生保、結城生命相互。その結城家で唯一の男子として生まれながら、不義の子ゆえに傍系の昭和製鉄で勤務し続ける結城正男は、いつか創業者直系の庶子として結城生命相互の重役に迎えられる日を夢見ていた。だがある日、その可能性が皆無であることを思い知らされた正男は、昭和製鉄内での出世に目標を切替えた。そして熾烈な派閥抗争の渦中に、積極的に身を投じていくのだが・・・・。人生の転機で大きな勝負に出た一課長の掛けの成否は?(角川文庫 裏表紙から)

 


 

<清水一行の紹介>
昭和六年(1931)―。東京都に生まれる。早稲田大学法学部を中退後、週刊誌のフリー・ライターとして活躍。昭和四一年「小説兜町(しま)」で文壇にデビュー。綿密な取材とパワフルな筆致で次々に企業小説の力作を発表。昭和50年には「動脈列島」で第28回日本推理作家協会賞を受賞した。(角川文庫 カバーそでから)

 


 

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小説兜町(しま)

 

 


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