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湊かなえ 少女_0256
湊かなえ 少女_0260

 

親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことがある敦子は、死体を見たら、死を語ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く ― 死の瞬間に立ち会うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。(双葉文庫 カバー裏表紙から)

 


 

<湊かなえさんの紹介>
1973年広島県生まれ。2007年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞。08年同作品を収録したデビュー作『告白』は、「週刊文春08年ミステリーベスト10」で第1位、第6回本屋大賞を受賞した。12年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞短編部門受賞。16年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞受賞。その他の作品に『贖罪』『Nのために』『夜行観覧車』『境遇』『母性』『リバース』『ポイズンドーター・ホーリーマザー』などがある。(双葉文庫から)

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