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道尾秀介 ノエル_1377
カバー装画 藤城清治『月光の響き」(影絵)

 

孤独と暴力に耐える日々のなか、級友の弥生から絵本作りに誘われた中学生の圭介。妹の誕生に複雑な思いを抱きつつ、主人公と会話するように童話の続きを書き始める小学生の莉子。妻に先立たれ、生きる意味を見失いながらボランティアで読み聞かせをする元教師の与沢。三人が紡いだ自分だけの〈物語〉は、哀しい現実を飛び越えてゆく ―。最高の技巧に驚嘆必至、傑作長編ミステリー。(新潮文庫 カバー裏表紙から)

 


 

<道尾秀介さんの紹介>
1975(昭和50)年、東京都生れ。2004(平成16)年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビューする。独特の世界観を持つ作家として、大きな注目を集めている。’07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、’09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞を受賞。’10『龍神の雨』で大藪春彦賞を、『光媒の花』で山本周五郎賞を受賞する。’11年『月と蟹』で直木賞を受賞。ほかに、『向日葵の咲かない夏』『片眼の猿』『水の柩』『光』『ノエル』『笑うハーレキン』『貘の檻』『透明のカメレオン』などの作品がある。(新潮文庫)

 


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