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開高健 朝倉摂 ずばり東京 文春文庫
カバー装画 朝倉 摂

 

この作家のルポタージュ作品の中で、ひときわ鮮やかな光芒を放つ名品。1960年代前半、東京オリンピック前後の、この年の諸相。
眼もなく足もなく日々生成をくりかえすアメーバの街。深夜タクシー、屋台のオデン屋、トルコ風呂考現学等々、著者自身、泥酔、飽食、宿酔いしつつ、足としたと裸の眼でさぐる、悪戦苦闘の名ルポだ!(文春文庫 裏表紙から)

 


 

<作家紹介>
1930(昭和5)年、大阪生れ。大阪市立大学卒業。1958年「裸の王様」で第38回芥川賞受賞。1968年「輝ける闇」を発表、毎日出版文化賞を受賞する。著書に「裸の王様」「日本三文オペラ」「夏の闇」「紙の中の戦争」「サイゴンの十字架」「私の釣魚大全」「ロマネ・コンティ・一九三五年」などがある。1981年、第29回菊池寛賞受賞。(文春文庫から)

 


 

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