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白石一郎 村上豊 足音が聞えてきた 新潮文庫
カバー装画 村上豊

 

「で、こときれておりましたか」 ― 夫の死の知らせを受けた時、義弟は確かにそう言った。前夫を暗殺されながらもその弟の妻となり、幸せを取り戻した女が出遭う疑惑。
ミステリータッチで描く表題作はじめ、朝鮮に出兵した兵士と現地の女との数奇な運命をたどる「小麦さま」、天保時代、筑前黒田藩の財政の混乱を皮肉に描く「筑前狂想曲」など、多彩な筆を駆使した時代短編集。(新潮文庫 裏表紙から)

 

<収録>
足音が聞えてきた
小麦さま
お駒の紅
くすり繁昌記
筑前狂想曲

 


 

<白石一郎の紹介>
昭和6(1931)年、釜山市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
昭和62(1987)年「海狼伝」で第97回直木賞受賞。
平成4(1992)年「戦鬼たちの海 ― 織田水軍の将・九鬼幸隆」で第5回柴田錬三郎賞受賞。
平成11(1999)年「怒涛のごとく」で第33回吉川英治文學賞受賞。
平成16(2004)年没

 


 

白石一郎 その他の文庫本

風雲児 上・下
海狼伝
びいどろの城

 

 


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