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富田常雄 倉橋三郎 武蔵坊弁慶(一) 玉虫の巻 講談社文庫
カバー装画 倉橋三郎

 

・武蔵坊弁慶(一) 玉虫の巻
 源氏再興に義経と行動を共にし、衣川で果てたわれらが弁慶。身の丈二メートル、百三十キロの巨躯にみなぎる怪力に似ず、美女・玉虫との恋に身を灼く純情な青年でもあった。正義感に燃えてふるった蛮勇故に叡山を追われた弁慶を待つものは・・・・。剛力無双のヒーローの波瀾の生涯を描く痛快巨編。(講談社文庫 裏表紙から)

 

富田常雄 倉橋三郎 武蔵坊弁慶(二) 女難の巻 講談社文庫
カバー装画 倉橋三郎

 

・武蔵坊弁慶(二) 女難の巻
 入道相国の怒りに触れ、山科で捕らわれて六条河原に引き出され首を打たれる寸前、阿修羅となって暴れた弁慶は、源氏の御曹司、義経に挑み、意外にも一蹴されて忠節を誓う。奥州平泉に向かう若君を慕う彼の前途に立ちふさがる天災、そして女難。天衣無縫、青年弁慶をめぐる恋と冒険の活劇、波乱の第二巻。(講談社文庫 裏表紙から)

 

富田常雄 倉橋三郎 武蔵坊弁慶(三) 疾風の巻 講談社文庫
カバー装画 倉橋三郎

 

・武蔵坊弁慶(三) 疾風の巻
 三年ぶりで恋しい玉虫、初めて見るわが子を故郷の熊野本宮に訪ねた弁慶に、時代の激動は幸せを味わうゆとりさえ与えてくれない。平家の専横に抗して世情は騒然、源氏再興の機運は熟しつつあった。旅回りの傀儡の群れに身をひそめた弁慶は、はるか奥州の義経を偲び、たぎる血をなだめていた。(講談社文庫 裏表紙から)

 

富田常雄 倉橋三郎 武蔵坊弁慶(四) 旅立の巻 講談社文庫
カバー装画 倉橋三郎

 

・武蔵坊弁慶(四) 旅立の巻
 富士川をはさみ対峙した平家の軍兵は水鳥の羽音に驚き潰走する。はやる心を抑えきれず頼朝の陣に馳せ参じた義経を、兄は優しく迎えた。しかし、館を構えた鎌倉を動こうとせぬ頼朝に、若い義経は失望し、主君の悲願の深さを知る弁慶にも鬱屈した日々が続く。そのころ木曽義仲の軍勢は・・・・。(講談社文庫 裏表紙から)

 

富田常雄 倉橋三郎 武蔵坊弁慶(五) 一の谷の巻 講談社文庫
カバー装画 倉橋三郎

 

・武蔵坊弁慶(五) 一の谷の巻
 京都入りして乱暴狼藉を働く木曽義仲軍勢を討った義経は、縦横無尽の軍略、弁慶たちの一騎当千の武功によって一の谷に平家を破り、海に追い落とす。
九郎判官の名声はつとに上がるが、軍目付との確執は鎌倉の疑心暗鬼を煽るばかりで、論功行賞はいっかな届こうとせず、義経らの懊悩は尽きなかった。(講談社文庫 裏表紙から)

 

富田常雄 倉橋三郎 武蔵坊弁慶(六) 扇の巻 講談社文庫
カバー装画 倉橋三郎

 

・武蔵坊弁慶(六) 扇の巻
 静御前と結ばれた義経は故郷鞍馬に錦を飾り、母常盤とひととき憩う。平家追討に向かった弁慶は、那須与一に扇をかかげる、美しく成長したわが子小玉虫の姿に歓喜する。平家一門を滅ぼした義経の声望はますます高まるが、取り巻きの讒言を容れる兄頼朝は、五年ぶりの義経主従の鎌倉入りを拒む。(講談社文庫 裏表紙から)

 

富田常雄 倉橋三郎 武蔵坊弁慶(七) 二都の巻 講談社文庫
カバー装画 倉橋三郎

 

・武蔵坊弁慶(七) 二都の巻
 後に「腰越状」と呼ばれる詫状を届けた義経に何の沙汰もなく、失意の中に京へ戻る主従を大地震が待ち受けていた。玉虫と再会、弁慶愛の館づくりに精を出すも束の間、義経憎しの念に燃える頼朝はついに弟の成敗を決意、義経また頼朝追討の院宣を強請、京・鎌倉の二都に一触即発の危機が迫った。(講談社文庫 裏表紙から)

 

富田常雄 倉橋三郎 武蔵坊弁慶(八) 流転の巻 講談社文庫
カバー装画 倉橋三郎

 

・武蔵坊弁慶(八) 流転の巻
 頼朝追討の院宣もむなしく、義経主従ついに都落ち! 鎌倉の追っ手を逃れて、瀬戸内に乗り出し唐船は暴風雨に翻弄される。平家の怨霊に悩まされながら逃避行を続ける義経は、雪の吉野路で静御前と惜別する。弁慶と玉虫母子の逢瀬は幻よりもはかなく、主従はともに愛する女との別れに哭いた。(講談社文庫 裏表紙から)

 

富田常雄 倉橋三郎 武蔵坊弁慶(九) 静の巻 講談社文庫
カバー装画 倉橋三郎

 

・武蔵坊弁慶(九) 静の巻
 敵・頼朝の前で大胆に歌い、舞った十九歳の白拍子・静御前の姿に老若貴賤は喝采した。伊勢、叡山と世を忍ぶ旅を続ける主従・・・・心のよりどころ十郎行家を失い、しだいに無気力になっていく義経を弁慶は励ます。時に鎌倉では、義経との男子を生けるまま海に投ぜられ、静はすでに死を覚悟していた。(講談社文庫 裏表紙から)

 

富田常雄 倉橋三郎 武蔵坊弁慶(十) 衣川の巻 講談社文庫
カバー装画 倉橋三郎

 

・武蔵坊弁慶(十) 衣川の巻
 義経に従う弁慶、海尊ら十騎。弁慶勧進帳の奇策で辿りついた平泉もたのむ秀衡、吉次ら相次いで没し、主従の運命はここに窮る。遮那王の昔から義経を珠玉のごとく慈しんだ豪傑弁慶、五条大橋、壇の浦に浮かぶ無数の兵船、雪の吉野山の走馬灯を見つつ、玉虫親娘を目前に、無念なり壮絶な立往生!(講談社文庫 裏表紙から)

 

 

 

 

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