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黒川博行 封印_0616
カバー装画 西口司郎

 


 

ボクサー崩れの酒井は、恩人/津村のパチンコ店で働く釘師。ある日苦情に対応したが、以後査察や業者の取引中止が相次ぎ、何者かに身に覚えのない“物” を渡せと脅迫され、ついには津村が失踪する。大阪中のヤクザが政治家をも巻き込んで探している物とは何か。酒井は封印を破り、自らの拳をふるって立ち向かう。(文春文庫 カバーそでから)

 


 

<黒川博行さんの紹介>
1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学卒業後、高校で美術を教え、86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞し、作家活動に入る。96年、『カウント・プラン』で第49回日本推理作家協会賞、2014年、『破門』で151回直木賞を受賞。大阪を主舞台にした軽妙な語り口の中に、産廃問題や北朝鮮関連などの社会的テーマを取り込んだ独自の小説世界を持つ。著書に『疫病神』『封印』『文福茶釜』『国境』『暗礁』『悪果』『繚乱』『離れ折紙』『後妻業』などがある。(文春文庫)

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