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天童荒太 悼む人 上_0265
カバーイラスト 日置由美子

 

不慮の死を遂げた人々を “悼む” ため、全国を放浪する坂築静人。静人の行為に疑問を抱き、彼の身辺を調べ始める雑誌記者・蒔野。末期がんに冒された静人の母・巡子。そして、自らが手にかけた夫の亡霊に取りつかれた女・倖世。静人と彼を巡る人々が織りなす生と死、愛と僧しみ、罪と許しのドラマ。第140回直木賞受賞作。(文春文庫 カバー裏表紙から)

 

 

天童荒太 悼む人 下_0269
カバーイラスト 日置由美子

 

「この方は生前、誰を愛し、誰に愛されたでしょうか? どんなことで感謝されたことがあったでしょうか?」。静人の問いかけは彼を巡る人々を変えていく。家族との確執、死別の葛藤、自らを縛りつける “亡霊” との対決、思いがけぬ愛。そして死の枕辺で、新たな命が・・・。静かな感動が心に満ちるラスト!(文春文庫 カバー裏表紙から)

 


 

<天童荒太さんの紹介>
1960年、愛媛県生まれ。86年に「白の家族」で第13回野性時代新人文学賞を受賞。93年には『孤独の歌声』が第6回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。また、96年に『家族狩り』で第9回山本周五郎賞を受賞。2000年ベストセラーとなった『永遠の仔』で第53回日本推理作家協会賞を受賞。09年には『悼む人』で第140回直木賞を受賞。そのほかの著作に『あふれた愛』『包帯クラブ』『歓喜の仔』、画文集『あなたが想う本』(舟越桂と共著)、対談集『少年とアフリカ』(坂本龍一と共著)などがある。(文春文庫)

 


 

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