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柴田錬三郎 宮田雅之 決闘者 宮本武蔵 少年篇 講談社文庫
カバー装画 宮田雅之

 

美作国吉野郡宮本村の地下牢人新免武仁の子として生まれた弁之助は、奇しくも父の敵平田無二斎に養育される。激しい独習を積んだ後、弁之助は平田無二斎との決闘に勝ちをおさめ、十三歳の大晦日、宮本武蔵と名乗って、武者修行の旅に出る・・・・・・。史上稀有の兵法者だった武蔵の凄絶な人間像を、その少年時代を、新たな視点で浮彫にする力作。(講談社文庫 裏表紙から)

 


 

チャンバラ小説の作家として、バラエティー番組のタレントとして活躍した方だ。1970年代までは多くの時代劇ドラマがあり、子供たちは空き地で棒を持ち、チャンバラごっこをしていた。柴田錬三郎は、『眠狂四郎』などの剣豪小説を書き、このチャンバラブームの立役者となった。眠狂四郎の円月殺法を、子供たちが真似をしないわけがなかった。剣先で大きな円をゆっくりと描く田村正和さんの姿は、とてもカッコよかったから。

 


 

<柴田錬三郎さんの紹介>
1917年3月26日岡山県生。本姓斎藤。慶大支那文学科卒。在学中『三田文学』に「十円紙幣」を発表。戦後編集生活を経て、51年「イエスの裔」で直木賞受賞。代表作「眠狂四郎」「赤い影法師」他。(集英社文庫から)

 


 

柴田錬三郎さん その他の文庫本

決闘者 宮本武蔵 青年篇
決闘者 宮本武蔵 壮年篇(上)
決闘者 宮本武蔵 壮年篇(下)
血汐笛
邪法剣
孤独な剣客
生死の門
続江戸群盗伝

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