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阿刀田高 山藤章二 お笑いを一席 新潮文庫
カバー装画 山藤章二

 

 

当代一流の才人たちが、腕によりをかけた新作落語でご機縁をうかがいます。人情話あり、艶笑話しあり、廓話しあり。昔なじみの語り口のなかに、現代館感覚あふれる笑いがふんだんにもり込められています。出し物は、阿刀田高の『狐のラーゲ』、井上ひさし『御松茸』、色川武大『いとえん』、野坂昭如『野ざらし』、結城昌治『裸大黒』、和田誠『鬼ヶ島』など全十九席。文庫オリジナル作品です。(新潮文庫 裏表紙から)
カバー装画 山藤章二

 


 

星新一と並び、数多くのショートショートを書いた小説家です。星新一が空想を描くのを得意としたのに対して、阿刀田高は「悪」を小ざっぱりと描くのが得意だったように思える。
阿刀田高も、このころの作家にみられるような、ことばを楽しみの道具としていたのではないだろうか。ユーモアを、皮肉を、ことばを自在に操って描いている。

 


 

<阿刀田高さんの紹介>
昭和10(1935)年東京に生まれる。早稲田大学仏文科卒。国立国会図書館勤務を経て文筆活動入り、54年、短編集「ナポレオン狂」で第81回直木賞を受賞著書に「冷蔵庫より愛をこめて」「壜詰の恋」「一ダースなら怖くなる」「夢判断」「ギリシア神話を知っていますか」「コーヒーブレイク11夜」「街の観覧車」など。(文春文庫から)

 


 

阿刀田高さんの その他の文庫本

江戸禁断らいぶらりい
食べられた男
最後のメッセージ
Aサイズ殺人事件
頭の散歩道
ことばの博物館
夢判断
ギリシア神話を知っていますか
早過ぎた予言者

 


 

 


 


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