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阿刀田高 久里洋二 夢判断 新潮文庫
カバー装画 久里洋二

 

人間は夢の中で将来起きることを予見できるのだろうか? 赤い色の夢を見ると、その夢が必ず実現されるという青年の話「夢判断」。毎週届く奇怪な殺人依頼の手紙と毒入りのコーラ事件との不気味な結びつきを暗示する「あの人をころして」。プロの結婚詐欺師にころりと欺いたかに見えた自称ハイミスの意外な正体とその復讐「蜜の匂い」。現代人の深層心理を揺さぶる恐怖と笑いの14編。(新潮文庫 裏表紙から)

 


 

星新一と並び、数多くのショートショートを書いた小説家です。星新一が空想を描くのを得意としたのに対して、阿刀田高は「悪」を小ざっぱりと描くのが得意だったように思える。
阿刀田高も、このころの作家にみられるような、ことばを楽しみの道具としていたのではないだろうか。ユーモアを、皮肉を、ことばを自在に操って描いている。

 


 

<阿刀田高さんの紹介>
昭和10(1935)年東京に生まれる。早稲田大学仏文科卒。国立国会図書館勤務を経て文筆活動入り、54年、短編集「ナポレオン狂」で第81回直木賞を受賞著書に「冷蔵庫より愛をこめて」「壜詰の恋」「一ダースなら怖くなる」「夢判断」「ギリシア神話を知っていますか」「コーヒーブレイク11夜」「街の観覧車」など。(文春文庫から)

 


 

阿刀田高さんの その他の文庫本

江戸禁断らいぶらりい
食べられた男
最後のメッセージ
Aサイズ殺人事件
頭の散歩道
ことばの博物館
お笑いを一席
ギリシア神話を知っていますか
早過ぎた予言者

 


 

 


 


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