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海音寺潮五郎 原田維夫 孫子 講談社文庫
カバー装画 原田維夫

 

“兵法とは究極には己れに勝つこと”―
呉楚の確執が続く古代中国。卓越した戦略家的素質と隠者的性格を合わせ持つ孫武と復讐に憑かれて生涯を賭ける伍子胥にみる人間の生き様。骨肉相食む戦乱の世の諸王・将軍・刺客等人間群像を、「春秋左氏伝」「呉越春秋」「史記」から掘り起し、独自の解釈のもと鮮やかに蘇らせる。(講談社文庫 裏表紙から)

 


 

NHK大河ドラマ「天と地と」(昭和44、1969年)、「風と雲と虹と」(昭和51、1976年)の原作者であり、数々の歴史小説を書き残している。
団塊の世代よりも前の世代の人に好まれた。太平洋戦争をはさんで活躍した歴史小説の草分け的な作家のひとりと言えます。私自身はなじみが薄く、名前だけよく知っている作家なのかもしれない。

 


 

<海音寺潮五郎の紹介>
明治34(1901)年、鹿児島生まれ。國學院大學を卒業後、国漢教師を勤める。
「風雲」でサンデー毎日文学賞受賞。教職を辞した後、「天正女合戦」と「武道伝来記」で第3回直木賞を受賞。第16回菊池寛賞受賞。
昭和52(1977)年没。

 


 

海音寺潮五郎 その他の文庫本

武道伝来記
風流才媛伝
日本名城伝
おどんな日本一
幕末動乱の男たち 上・下
王朝
蒙古来たる 上・下
海と風と虹と 上・下
平将門 上・中・下
二本の銀杏
得意の人 失意の人

 


 

 


 


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