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海音寺潮五郎 中島虎威 幕末動乱の男たち(上) 新潮文庫
カバー装画 中島虎威

 

近代日本への黎明のとき、激動する時代の急流に翻弄されながらも、自ら新しい流れをつくり出そうと苦悶苦闘した男たち・・・・。
勤王と佐幕、学者、行政官、武人と、思想や立場こそ異なれ、自己の道を歩んだ維新の人物群像を研ぎすまされた史観にとらえられた列伝体小説。上巻には武市半平太ら6人を収める。その激しい生の燃焼ゆえ、斬死、刑死などいずれも非命の死をとげた人々である。(新潮文庫 裏表紙から)

 

<目次>
有馬新七
平野国臣
清河八郎
長野主膳
武市半平太
小栗上野介

 

海音寺潮五郎 中島虎威 幕末動乱の男たち(下) 新潮文庫
カバー装画 中島虎威

 

下巻には、松下村塾に多くの尊攘志士を育て、時代を先取する豊かな学識と鋭い感覚ゆえに、ついに安政の大獄に刑死した吉田松陰をはじめ、山岡鉄舟、大久保利通、“人斬りの異名をとった田中新兵衛、岡田以蔵、河上彦斎の三刺客を収める。
多難な時代の革命期を生きた魅力ある維新の人間像を、綿密な実証と深い洞察の渾然たる融合のなかに、活写した興味深い史録読物。(新潮文庫 裏表紙から)

 

<目次>
吉田松陰
山岡鉄舟
大久保利通
三刺客伝  田中新兵衛、岡田以蔵、河上彦斎

 


 

NHK大河ドラマ「天と地と」(昭和44、1969年)、「風と雲と虹と」(昭和51、1976年)の原作者であり、数々の歴史小説を書き残している。
団塊の世代よりも前の世代の人に好まれた。太平洋戦争をはさんで活躍した歴史小説の草分け的な作家のひとりと言えます。私自身はなじみが薄く、名前だけよく知っている作家なのかもしれない。

 


 

<海音寺潮五郎の紹介>
明治34(1901)年、鹿児島生まれ。國學院大學を卒業後、国漢教師を勤める。
「風雲」でサンデー毎日文学賞受賞。教職を辞した後、「天正女合戦」と「武道伝来記」で第3回直木賞を受賞。第16回菊池寛賞受賞。
昭和52(1977)年没。

 


 

海音寺潮五郎 その他の文庫本

武道伝来記
風流才媛伝
日本名城伝
おどんな日本一
孫子
王朝
蒙古来たる 上・下
海と風と虹と 上・下
平将門 上・中・下
二本の銀杏
得意の人 失意の人

 


 

 


 


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