カバー装画 中川 学
天下は豊臣から徳川へ。度重なる不運の末、あえなく伊賀を追い出され、京でぼんくらな日々を送る “ニート忍者” 風太郎。その運命は一個の「ひょうたん」との出会いを経て、大きくうねり始める。時代の波に呑みこまれる風太郎の行く先に漂う、ふたたびの戦乱の気配。めくるめく奇想の忍び絵巻は、大坂の陣へと突入する!(文春文庫 カバー裏表紙から)
カバー装画 中川 学
和議成立ののち、平穏な日々が戻ったのも束の間、血なまぐさい因縁が風太郎を追い立てる。やがて訪れる最後の大決戦。燃え盛る大阪城目指し、だましだまされ、斬っては斬られ、忍びたちの命を懸けた死闘が始まる。崩れ落ちる天守閣、無常の離別、託された希望。圧巻のクライマックス。万城目学、時代小説でもお構いなし!(文春文庫 カバー裏表紙から)
<万城目学さんの紹介>
1976年生まれ。大阪府出身。京都大学法学部卒業。2006年、第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』は第137回直木賞候補、『プリンセス・トヨトミ』は第141回直木賞候補に。いま最も活躍が期待される若手作家である。他の著書に『ホルモー六景』『ザ・万歩計』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』がある。(幻冬舎文庫から)
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