カバー装画 民野宏之
一人の武士の遺骸が河岸で見つかった。男は村塾の教師・梶与五郎。かつての教え子・日坂藩士の筒井恭平は、師が殺された真相を探るべく隣藩へ決死の潜入を試みる ―。
命がけで愛するとは、人生を切り拓く教育とは何かを問う、感動の長篇時代小説。(朝日文庫 カバーそでから)
<葉室麟さんの紹介>
1951年北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年『乾山晩愁』で第29回歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。2007年『銀漢の賦』で、第14回松本清張賞を受賞。2009年『命なりけり』が第140回直木賞候補。同年、『秋月記』で141回直木賞候補および第22回山本周五郎賞候補となる。2010年『花や散るらん』が142回直木賞候補。2012年『蜩ノ記』で146回直木賞を受賞する。近著に、『おもかげ橋』『春風伝』『陽炎の門』『山桜記』『紫匂う』など多数。(文春文庫から)
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