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伊集院静 ノボさん 上_0488
カバー装画 米谷清和「夏真昼」刈谷市美術館蔵

 

伊予・松山から上京した正岡常規(子規)は旧藩主久松家の給費生として東京大学予備門に進学すると、アメリカから伝わった「べーすぼーる」に熱中する。同時に文芸に専念するべく「七草集」の執筆に取り組んでいる頃、同級生で秀才の誉れ高い夏目金之助と落語で意気投合するが、まもなく血を吐いてしまう。(講談社文庫 カバー裏表紙から)

 


 

伊集院静 ノボさん 下_0491
カバー装画 米谷清和「夏真昼」刈谷市美術館蔵

 

心血を注いだ小説の道を断念した子規は帝大も退学し、陸羯南が経営する新聞「日本」に入社する。母と妹弟の献身的な世話を受け、カリエスの痛みをおして俳句をはじめとする文芸の革新に取り組む子規を多くの友が訪れ、「ホトヽギス」も創刊されるが、漱石はイギリスへと旅立っていく・・・・。司馬遼太郎賞受賞作。(講談社文庫 カバー裏表紙から)

 


 

<伊集院静さんの紹介>
1950年2月山口県生まれ。立教大学文学部卒。91年『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で第107回直木賞、94年『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞を受賞。『海峡』『いねむり先生』ほか著書多数。(集英社文庫)

 


 

伊集院静さん その他の作品

いねむり先生
機関車先生
受け月
峠の声

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