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子母澤寛 逃げ水_2383
カバー装画 熊谷博人

 

天保6年2月17日、江戸小石川鷹匠町山岡市郎右衛門の屋敷に肩幅広い、一男子が出生した。幼名謙三郎、後の高橋伊勢守政晃である。幕末史伝物に独自の境地を開いた著者が、その高潔な人格に深い共感を寄せつつ、幕末三舟の一人槍の泥舟の、時流に阿ねず、徳川家への忠誠に徹した生涯を克明に浮彫りにした名作。(角川文庫 カバーそでから)

 


 

<子母澤 寛さんの紹介>
明治二十五年(1892)、北海道に生まれる。本名、梅谷松太郎。明治大学法学部卒業。読売新聞・毎日新聞の記者をつとめた。昭和三年『新選組始末記』を出版。のち股旅小説を多数発表、『弥太郎笠』『菊五郎格子』『国定忠治』『すっ飛び駕』『駿河遊侠伝』などがその代表作。戦後は幕末遺臣と江戸への挽歌ともいうべき作品『勝海舟』『父子鷹』『おとこ鷹』『逃げ水』などを発表、昭和三十七年に菊池寛賞受賞。随筆の名手として知られ、『ふところ手帖』(正統)のほか『愛猿記』『よろず覚え帖』などがある。昭和四十三年(1968)没。(中公文庫から)

 


 

子母澤寛さんのその他の作品

子母澤 寛  勝海舟(一)
子母澤 寛  勝海舟(二)
子母澤 寛  勝海舟(三)
子母澤 寛  勝海舟(四)
子母澤 寛  勝海舟(五)
子母澤寛  勝海舟(六) 明治新政
子母澤 寛  国定忠治
子母澤 寛  遺臣伝
子母澤 寛  新選組物語

 

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