crossorigin="anonymous">
カバー装画 坂井眞理子
新田次郎は富士山頂気象レーダーの建設という事業を軸に、それにまつわる錯綜した動きを追うことで、現代社会のひろがりをもとらえようとしている。(中略)新田次郎の山岳小説が、(中略)より社会的、現代的な課題にまでせまるものであることを、「富士山頂」は具体的にしめしているように思われる。(文春文庫 裏表紙から)
<新田次郎の紹介>
1912(明治45)年長野県生れ。本名、藤原寛人。無線電信講習所(現在電気通信大学)卒業。56年「強力伝」にて第34回直木賞受賞。66年永年勤続した気象庁を退職。74年「武田信玄」などの作品により第8回吉川英治文学賞受賞。80年2月没。(文春文庫から)