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カバー装画 高橋 孟
インスタントラーメンだって工夫ひとつでおいしく食べられます ―。
柔らかい心で生きなければと思いつつも、今日び余りにも馬鹿げたことばかりで疲れます。自分中心の若者の無礼なること、権力志向する男の愚かしき事、そして結婚だけが生きがいの女の鈍なること。しかしなぜか人生面白く人間商売やめられぬのだ。この恐ろしい世の中を、もっと柔らかい心で楽しく生きるための本。(新潮文庫 裏表紙から)
関西のことばを操り、軽妙な言葉のキャッチボールを取り込んだ文章を書いた作家という印象です。肩の凝らない洒脱な作品がお好きな方にお勧めです。
<田辺聖子の紹介>
1928(昭和3)年3月27日、大阪に生まれた。1947年、樟蔭女子専門学校国文科を卒業。放送作家などを経て「感傷旅行」で1964年、第50回芥川賞を受賞。以後軽妙洒脱でユーモラスな小説を主体に、歴史エッセイ、軽評論、随筆等幅広い活動をしている人気作家である。(文春文庫から)
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