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曾野綾子 早川良雄 太郎物語 −大学編― 新潮文庫
カバー装画 早川良雄

 

補欠で入学した名門大学にちょっぴり未練は感じながらも、太郎は好きな人類学の口座のある地方の大学に入学した。自分で食事を作り、登校拒否症の高校生を預かり、決然と別れたはずの女の子のレポートを引き受けて後悔し、お妾さんと友達になり・・・・ひとりでアパート暮らしを始めた彼の大学生活一年目はとても忙しい。 −悩み傷つきながら人生に目ざめていく若者のひたむきな青春。(新潮文庫 裏表紙から) 

 


 

才女とは、このような人をいうのだろう。多くの作品を書くと共に、日本財団の会長を務めるなど只者ではないと誰をも唸らせる活躍をした。
キリスト教への信仰に基づく書物は、時に感嘆を、時に反感を持たれた。テレビ画面を通してみる曽野さんは、おっかない感じがした。『太郎物語』を書いたのは、本当にこの人だろうかとさえ思ったくらいに。

 


 

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