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曾野綾子 二見彰一 愛と許しを知る人びと 新潮文庫
カバー装画 二見彰一

 

私たちの自由を阻むものは、私たちの心の内部にある。私たちがほんとうに満たされるのは、受ける時ではなく、与える時である。 ― 愛と許しを説く聖書には生きるための様々な知恵があふれている。教育、友情、愛、病い、死など、我々が現実の生活のなかで直面したり、選択を迫られたりする問題を聖書に照らして考える。ほかに、南米チリと中国の訪問記を収める。(新潮文庫 裏表紙から)

 


 

才女とは、このような人をいうのだろう。多くの作品を書くと共に、日本財団の会長を務めるなど只者ではないと誰をも唸らせる活躍をした。
キリスト教への信仰に基づく書物は、時に感嘆を、時に反感を持たれた。テレビ画面を通してみる曽野さんは、おっかない感じがした。『太郎物語』を書いたのは、本当にこの人だろうかとさえ思ったくらいに。

 


 

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