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曾野綾子 マサッチョ(ピサ、サン・マッテオ美術館蔵) 心に迫るパウロの言葉 新潮文庫
カバー装画 マサッチョ(ピサ、サン・マッテオ美術館蔵)

 

ユダヤ教徒のパウロはキリスト教弾圧のためにダマスコに赴き、そこで劇的な回心をとげる。以後、彼はキリスト教の伝道に生涯を捧げるが、それはまさに荊の道であった。いたましくも凄絶な苦闘の中から生まれたパウロの言葉は、二千年を経てますます新鮮に我々の胸を打つ。 − 作家でありキリスト教徒である著者は、光り輝くパウロの言葉をつくしみをこめて説き明かす。(新潮文庫 裏表紙から) 

 


 

才女とは、このような人をいうのだろう。多くの作品を書くと共に、日本財団の会長を務めるなど只者ではないと誰をも唸らせる活躍をした。
キリスト教への信仰に基づく書物は、時に感嘆を、時に反感を持たれた。テレビ画面を通してみる曽野さんは、おっかない感じがした。『太郎物語』を書いたのは、本当にこの人だろうかとさえ思ったくらいに。

 


 

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