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清水一行 生頼範義 首都圏銀行 角川文庫
カバー装画 生頼範義

 

地方銀行ビッグ・6の一つにランクされる千葉の京葉銀行。京葉工業地帯の驚異的な成長を背景に、預金高を年率20%強伸ばし続けてきたこの銀行に、今、頭取の椅子を巡り凄まじい内部抗争が起きようとしていた
元頭取丹治得蔵の懐刀といわれる秘書役の知野喬は、次期頭取を狙う副頭取滝上一派の陰謀を察知し、素早く対応策を練り上げた。色の浅黒い精悍なマスクの知野は抜群の知略の持ち主である。精力的に劣勢の頭取派の危機を切り抜けるために彼が案出した妙案とは・・・・。
利権に群がる男たちの熾烈な権力争いを通じて、首都圏銀行の実態を鋭く抉る傑作長編企業小説!(角川文庫 カバーそでから)

 


 

<清水一行の紹介>
昭和六年(1931)―。東京都に生まれる。早稲田大学法学部を中退後、週刊誌のフリー・ライターとして活躍。昭和四一年「小説兜町(しま)」で文壇にデビュー。綿密な取材とパワフルな筆致で次々に企業小説の力作を発表。昭和50年には「動脈列島」で第28回日本推理作家協会賞を受賞した。(角川文庫 カバーそでから)

 


 

清水一行 その他の文庫本

派閥渦紋
虚業集団
小説兜町(しま)

 

 


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