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司馬遼太郎 司馬遼太郎 アメリカ素描 新潮文庫
カバー装画 司馬遼太郎

 

普遍性があって便利で快適なものを生み出すのが文明であるとすれば、いまの地球上にはアメリカ以外にそういうモノやコト、もしくは思想を生みつづける地域はないのではないか。―初めてこの地を旅した著者が、普遍的で合理的な「文明」と、むしろ不合理な、特定の集団(たとえば民族)でのみ通用する「文化」を見分ける独自の透徹した視点から、巨大な人工国家の全体像に迫る。(新潮文庫 裏表紙から)

 


 

きっと誰もが、その名を知っている小説家ではないだろうか。一部には「歴史を歪曲している」と批判をうけているが、人気があるゆえの代償か。
私の父母も司馬遼太郎の小説が大好きで、本棚にズラッと並んだ背表紙は図書館の様であった。
私自身は何から読み始めたのか定かな記憶はないが、「竜馬がゆく」や「最後の将軍」などの幕末を描いた小説だったのではないかと思う。母や姉などは、「新選組血風録」を読んだ後に東京都の日野へ足を運んでいた。歴女のはしりか・・・
いずれにして、読書の楽しさを教えてくれた作家であることは間違いない。

 


 

<司馬遼太郎の紹介>
大正12年(1923)、大阪生まれ、大阪外語大学蒙古語学科卒業。戦後まもなく、産経新聞社に入社し、文化部記者となる。昭和34年、『梟の城』により第42回直木賞を受賞。
36年出版局次長を最後に産経新聞社を退社。同42年『殉死』により第9回毎日芸術賞を受賞。主なる著書、『上方武士道』『豊臣家の人々』『国盗り物語』『竜馬がゆく』『坂の上の雲』『空海の風景』ほか。(中公文庫から)

 


 

司馬遼太郎 その他の文庫本

燃えよ剣 上・下
新史 太閤記 上・下
馬上少年過ぐ
歴史と視点 ―私の雑記帖―
草原の記
古往今来
豊臣家の人々
手掘り日本史
言い触らし団右衛門
最後の将軍
大坂侍
最後の伊賀者
世に棲む日日 一〜四
関ヶ原 中・下
城塞 中・下
花神 上
胡蝶の夢 一
韃靼疾風録
菜の花の沖 一〜六
翔ぶが如く 二〜十
花咲ける上方武士道

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