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椎名誠 沢野ひとし 男たちの真剣おもしろ話 角川文庫
カバー装画 沢野ひとし

 

愛とBGM あつあつの白いご飯 プロレス 照れ屋 富良野人 ヘタヘタ絵 千円札事件 パロディの毒 野田芝居 「しのび姫」 ヌードと劇画のない雑誌などなどについて ―
それぞれの分野でユニークに活躍する男たちの、とにかく可笑しい「自己主張」が好テンポで展開される。
聞き手は、身辺30uに鋭いまなざしを向ける活字中毒者から、地球の果てまで征服する冒険家へと、守備を大きく拡げた小説界のスーパーヒーロー椎名誠。
好奇心と少年心を素直に持ちつづける愛すべき男たちの「夢と真実」がこめられた、オモムキ深いダイアローグなのです。(角川文庫 カバーそでから)

 

<対談相手>
山下洋輔  ジャズピアニスト
東海林さだお  漫画家
三遊亭円丈  落語家
山藤章二  イラストレーター
村松友視  作家
黒田征太郎  イラストレーター
倉本 聰  シナリオ作家
沢野ひとし  イラストレーター
尾辻克彦  作家
小林信彦  作家、編集者
野田秀樹  劇作家、演出家
砂川しげひさ  漫画家
石川次郎  編集者
鶴見俊輔  哲学者

 


 

昭和60年に発行された対談集です。椎名誠さんのフィールドに近いところにいた、当時話題を集めた人たちが対談相手の中心です。
もともと魅力ある人達が相手なので誰がホスト/ホステスであってもそれなりの話を引き出せたかもしれないが、この対談集の中には相手の話に適当に合わせる姿勢が見られないのがいい。ホストもゲストも迎合していない。
何人かのゲストが故人となっているが、その時その時を切り取ったような対談集というのはいいものだなと思います。落語好きな私にとっては円丈さんとの対談にとても興味を覚えました。

 


 

<椎名 誠さんの紹介>
1944年6月東京生。東京写真大中退。業界誌編集長を経て「本の雑誌」編集長。スーパーエッセイ「さらば国分寺書店のオババ」でデビュー後、小説、評論、旅のルポと幅広く活躍。「蚊」「岳物語」他著作多数。(集英社文庫から)

 


 

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