面白そうな文庫本を探す 綺麗な装画・イラスト



佐藤愛子 不敵雑記
カバー装画 村上 豊

 

凄惨な事件を嘆き、世間の腐敗を糾弾し、教育のでたらめぶりに憤怒の炎を燃やすアイコ先生の大音声。
「せめて若者よ、まじめにやれぇ!」閉塞感と無力感に満ちた病めるニッポンに贈る、不敵な老後を生き抜くための知恵とユーモアに満ちたエッセイの数々。(集英社文庫 カバー裏表紙から)

 

<目次>
たしなみなし
  素直な感性を
  新正月風景
  ふんどし成人式
  一人相撲
  今様浦島
  インテリ無知
  売れる!
  希望の星
  テクニック
  笑って下さい
  耳直し
  ハナのつまり
  妻の気持
  春の日長
  達観?
  素朴な疑問
  大胆不敵
  老境
  父親教育
  マジメにやれェ
  悪夢
  たしなみなし
  二十一世紀の子供
  猛女の孤独
  わが教育
  順調
  エイトマンとアポロ
  老兵は黙す
  目玉やきの目玉
  てんむすを讃える
  悲しいカステラ
  幻のラーメン
  昔のトリ
  ひっくり返したよう!
そうして、ここまで来た
  そうして、ここまで来た
  無口のわけ
  赤頭巾ちゃん、気をつけて
  男はたいへん
  人は暴力夫というけれど
  前代未聞
  精子の行方
  今どきのコドモ
  楽屋うら
  昔々のおばあさん
  ブルドッグ歯と糸切歯
  女の死に方
  私の中のベートーヴェン
  鶴田医院衰微の事情
  私と犬のつき合い方
  いろいろお世話になりました
  ふと浮かぶ
  犬も歩けば
  寂しい秋
楽しみなような、怖いような
  楽しみなような、怖いような
  人は必ず死ぬのである
  教訓なし
  折節の記
  書くことの意味
  丹田と寸田
  わからないこと
  私の絶望
  うろんの話
おもろうて、やがて悲しき
  おもろうて、やがて悲しき
  大人物中山あい子
  野上照代雑感
幽霊騒動てんまつ記
  幽霊騒動てんまつ記
  とにもかくにも私は経験した

 


 

高校生のときに、よく読んだ作家です。遠藤周作や北杜夫の延長線上にいた女流作家であり、視点のユニークさやユーモアあふれる文章は、なにかとギスギスとしていた頃の私にとって清涼剤であった。

 


 

佐藤愛子さんの紹介
大正12(1923)年、作家・佐藤紅緑の娘として大阪に生まれる。異母兄に詩人・サトウハチローがいる。甲南高女卒。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で直木賞、54年「幸福の絵」で女流文学賞を受賞。痛烈かつユーモア溢れる筆致で人生の哀愁を描く作品には定評がある。(文春文庫から)

 


 

佐藤愛子さん その他の文庫本

娘と私の時間
男の学校
娘と私のアホ旅行
男友だちの部屋
坊主の花かんざし 一・二
我が老後
バラの木にバラの花咲く
こたつの人
不運は面白い幸福は退屈だ
わが孫育て
お得用 愛子の詰め合わせ

page top