面白そうな文庫本を探す 綺麗な装画・イラスト



佐藤愛子 バラの木にバラの花咲く
カバー装画 瀧本唯人

 

矢部円はテレビのモーニング・ショウのメイン司会者。美人でシャープな彼女をラジオから引き抜き、人気キャスターに育てたのは恋人のプロデューサー・坂口だった。何事にも強引で現実的な彼に円はうとましさを覚えはじめ、自分の信念を貫くため局を退めていった加納に惹かれていく・・・。二人の男の間で揺れながら懸命に自分の花を咲かせようと奮闘する女の長編ロマン。(集英社文庫 カバー裏表紙から)

 


 

高校生のときに、よく読んだ作家です。遠藤周作や北杜夫の延長線上にいた女流作家であり、視点のユニークさやユーモアあふれる文章は、なにかとギスギスとしていた頃の私にとって清涼剤であった。

 


 

佐藤愛子さんの紹介
大正12(1923)年、作家・佐藤紅緑の娘として大阪に生まれる。異母兄に詩人・サトウハチローがいる。甲南高女卒。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で直木賞、54年「幸福の絵」で女流文学賞を受賞。痛烈かつユーモア溢れる筆致で人生の哀愁を描く作品には定評がある。(文春文庫から)

 


 

佐藤愛子さん その他の文庫本

娘と私の時間
男の学校
娘と私のアホ旅行
男友だちの部屋
坊主の花かんざし 一・二
我が老後
不敵雑記 たしなみなし
こたつの人
不運は面白い幸福は退屈だ
わが孫育て
お得用 愛子の詰め合わせ

 

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