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佐藤愛子 愛子の詰め合わせ
カバー装画 市川興一

 

生来の「面白中毒」ともいうべき性癖ゆえに自ら災難に突進し、波瀾の人生を歩んできた作家・佐藤愛子。なればこそ書ける、真に心に染みる幸福論・欲望論、皇室と愛子さまに寄せる思い、旅や家族についての名エッセイ、そして親友・珍友との縦横無尽な語り合い。歯に衣は着せぬが涙もろい暴れ猪・佐藤愛子の多彩な魅力が満載!(文春文庫 カバー裏表紙から)

 

<目次>
私の交友録・忘れ得ぬ人たち
 エイトマン
 孤独な屏風
 大悟の人
 天国行の人
 中毒同士
 端倪すべからざる ―。
 佐藤家の悲喜劇
 上坂冬子さんの完結
 小説雑誌全盛の頃
 わたしの映画スタア 三船敏郎
 私の「カッコいい男」は絶滅寸前
 わが師の恩
旅・場所の記憶
 遠い旅
 松江への思い
 淡路島
 竜神さん
 私の桜
あのころの銀座
夢の東京ステーション
身辺・近況
 好きなもの
 大食のはて
 夏痩せ
 夏座敷
 無口のわけ
時代
 「こつ」なし
 メールをやめて手紙を書こう
 “感動” 手っ取り早い感想
人が時代をつくり、時代が人を作る
 十二月八日の感懐
 長いトンネルの終り
 人生の終盤、欲望も情念も涸れゆくままに
 老残の記
 わたしの幸福論 ― 戦いすんで日が暮れて
佐藤家のこと
 私の母
 この兄がいて、この妹
 今、わかった
いま「皇室」を考える
 愛子さまのご教育への疑問
 おいたわしや天皇家
 大正世代の魂の奥に
対談・往復書簡
 我らが文学修行時代 《 対談● 勝目梓 》
 ならぬことはならぬものです。 《 対談● 津村節子 》
 孫と遊んで想うこと 《 対談● 小沢昭一 》
 愛子流 冬子流 人生のしまい方 《 対談● 上坂冬子 》
 われら日本民族の誇り 《 対談● 藤原正彦 》
 愛ちゃんとマンボウの老後談義 《 対談● 北杜夫 》
 どうしたらいい? 野坂さ〜ん・・・。 《 往復書簡● 佐藤愛子→野坂昭如 》
 「佐藤愛子」その名を聞いただけで背筋を伸ばさしめる。 《 往復書簡● 野坂昭如→佐藤愛子 》

 


 

高校生のときに、よく読んだ作家です。遠藤周作や北杜夫の延長線上にいた女流作家であり、視点のユニークさやユーモアあふれる文章は、なにかとギスギスとしていた頃の私にとって清涼剤であった。

 


 

佐藤愛子さんの紹介
大正12(1923)年、作家・佐藤紅緑の娘として大阪に生まれる。異母兄に詩人・サトウハチローがいる。甲南高女卒。昭和44年「戦いすんで日が暮れて」で直木賞、54年「幸福の絵」で女流文学賞を受賞。痛烈かつユーモア溢れる筆致で人生の哀愁を描く作品には定評がある。(文春文庫から)

 


 

佐藤愛子さん その他の文庫本

娘と私の時間
男の学校
娘と私のアホ旅行
男友だちの部屋
坊主の花かんざし 一・二
我が老後
不敵雑記 たしなみなし
バラの木にバラの花咲く
こたつの人
不運は面白い幸福は退屈だ
わが孫育て

 

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